品田あん
しなだあん
CV:大西沙織
概要
品田拓海の母。拓海を「たっくん」と呼ぶ。
旧姓・大福。
昼間は息子、拓海の幼馴染であるゆいの母親で親友の和実あきほが経営するお店「なごみ亭」、早朝・夜間はゲストハウス「福あん」で勤務している。旧姓は「大福」。
第13話で20年前の回想シーンが描かれた際に当時23歳ということが明かされたため、現在は43歳ということが判明している。ただし現在でも見た目だけなら20代と言っても通じそうな若々しさが保たれている(20年前の姿と現在の姿でほとんど変化がない)。
また、同話では夫より4歳年上の姉さん女房であることも判明した。夫に対しては新婚のようなラブラブ状態が続いており、気も若い。夫の門平とは大恋愛の末に結ばれたようで、隙あらば自分の息子に自身の恋バナをかまそうとする。
現在の拓海は思春期真っ盛りということもあって、母親のフェミニンな雰囲気に対しては若干の苦手意識がある様子。
なお、彼女の夫である門平は実はクッキングダム出身の異世界人であり、なんらかの理由で故郷で罪人扱いされて戻ることができない逃亡者ないし追放者であるのだが、彼女はそのことを知らされたうえで結婚をした。ある意味大恋愛である。
当然ながら夫の正体は周囲には秘密にしており、息子の拓海にも話していなかった。だが、拓海は本編の1年前に父・門平から秘密を聞かされた。母・あんが「拓海は自分の血筋の秘密を知っている」ことを気づいているかは不明。
第39話では、20年前に一時的においしーなタウンに滞在していたクックファイター・ジンジャーとも面識があることが判明した。(もっとも、ゆいのおばあちゃんのお世話になっていた人はみんなジンジャーと面識があったのだが)
時系列的には、ジンジャーが街を去ってほどなくして門平が現れたことになる様子。
プリキュアではない為、クックファイターとなった息子とは異なりブンドル団の影響は普通に受ける一方で、ジンジャーに対して何やら思う事があるようで・・・?
余談
大西沙織は今作で、プリキュアシリーズ初出演を果たした。
息子の品田拓海を演じる内田雄馬とは彼が当時所属していた事務所が同じで、同い年である。
また、花海ことは/キュアフェリーチェを演じた早見沙織とは同じ事務所の先輩後輩ので、下の字が同じ事でも有名。
交友関係ではキラ星シエル/キュアパルフェ役の水瀬いのりや後に虹ヶ丘ましろ/キュアプリズム役である加隈亜衣とも親しい事で知られ、彼女のプリキュア役を所望したファンもいたと思われる。
さらに、大西女史は同局ネットの土曜深夜アニメの「可愛いだけじゃない式守さん」にて式守さんの声を担当。
プリキュアシリーズにおけるメインキャラの母親役は大抵ベテランが演じる事が多く、(元々成人女性役が多い声優とは言え)彼女の様な若手が当てる事は珍しい。当時40代の声優が中学生のプリキュアをやるような時代に逆パターンとして彼女の様な当時30前の声優に40代の母と言うこの配役にはファンからは驚かれ、それだけにとどまらず人間界出身の歴代の母親キャラと比較にならないくらいの濃い設定を持つ。本作にて彼女以外でここまで優遇された母親キャラは他に芙羽はつこくらいである。
因みにジェントルー→菓彩あまね/キュアフィナーレ役の茅野愛衣とは「冴えない彼女の育てかた」等で共演し、母親役はどちらかと言えば茅野の方が多い。
品田拓海に何か秘密が疑われている様に母親である彼女にも秘密があると思われたが、いざ蓋を開けたら、異世界人との間に子を設けているのに加えて物語の根幹にかかわるクッキングダムの事も知っており、歴代で言えば花咲薫子や調辺音吉級の秘密が明かされ本作のプリキュアプラス人間がかなり強固なものである事も窺える。
拓海はプリキュアではない番外戦士だが、広義的にママキュアとして呼ばれることも。