明星ヒマリ
あけぼしひまり
「あら、私の助けが必要なのですね?」
プロフィール
人物
ミレニアムサイエンススクールの生徒であり、ミレニアム史上三人しかいないという学位「全知」を獲得した凄腕のハッカー。
ハッキングだけでなく、情報分析や作戦立案、機器の発明から設計まで、幅広い分野に才能を発揮する紛れもない天才であり、セミナーのユウカもヒマリには一目置いている。
元々はミレニアムの非公認ハッカー集団「ヴェリタス」の部長であったが、生徒会長であるリオの要請により、セミナー直属の特務組織「特異現象捜査部」の部長を(渋々ながら)務めているため、現在はヴェリタスに顔を出すことは滅多にない。
知的好奇心を満たせる捜査部の活動自体にやりがいは感じているらしく、不本意と愚痴りながらも真面目に取り組んでいる模様。
ミレニアムの生徒には珍しいエルフ耳の持ち主。
身体が不自由で常に車椅子に乗っており、美しい白色で纏められたその容姿も加わり、儚げな印象を感じさせる。
……が、その人物像は自身を
「超天才清楚系病弱美少女ハッカー」
「澄み切った純正のミネラルウォーター」
「万年雪の結晶」
などと公言してはばからない自信家であり、かなり図太く「イイ性格」をしている。
この溢れる自己是正心と能力の高さにより、彼女の車椅子人生を憐みの目で見るミレニアム生はいないのだとか。
なお、自分を賞賛する言い回しは毎回変えていると語っている。実際、全く同じ言い回しを使う事はほとんどない。
結果かなり自由奔放なイタズラ好きでもあり、大小の我欲を通すためカジュアルにハッキングを行い、自分の手の届く範囲(ハッキングできるもの)を私物化する傾向がある為、常日頃部員にハッカー倫理を説いているチヒロや先生から睨まれている。
そのくせ先生が彼女のことを知らなかったり、エイミに超天才清楚系云々を軽くあしらわれるとショックを受けたりしている。
このように自尊心は高いが他者を見下すような傲慢さは無く、下記の例外を除き他人を貶めるようなことはないなど、根は善良。
非常に高い頭脳を持つ一方、オカルト好きで根拠に乏しい星座占いやてるてる坊主に可能性を委ねていたりとかなりのロマンチストでもある。
ちなみに好きな曲は演歌。
その早熟ぶりから面倒見も良く世話焼き、というよりお節介焼きなところがあり、親しい友人や目下の人物には厚意から手助けをする事も多いが、唯我独尊な気質から善意の押し付けになる場合もあるほか、前述のように公共物も勝手に拝借するため有難迷惑な場合もある。
前述の通り、リオとは一応の協力関係にあるが、自分が好むユーモアや人情を軽視する彼女との関係は非常に険悪で、嫌いと公言して事あるごとにディスっている。
この仲の悪さは関係者内でも知れ渡っているが、そんなリオに対しても技術に関しては素直に認めているなど、違う価値観にも一定の理解を示す度量はある。
ゲーム内では特殊作戦の度に姿が登場していたためプレイヤーには馴染みのあるキャラだったが、フルネームが公表されたのは2022年11月と大分先となった。
実装は2022年11月16日のメンテナンス後からで、14日に公式Twitterに彼女のメッセージが投稿されその登場が示唆されていた(ちなみに画像はシャーレのオフィスのモニターにヒマリがハッキングして表示させたと思われるメッセージが映っているというもの)。
メインストーリーの登場はvol.2「時計じかけの花のパヴァーヌ編」第2章から。
前述のリオと共にある生徒の調査を行い、彼女はデカグラマトンでの調査結果も反映した上で問題が無いと結論付けたが、逆に危険視するリオと対立。
リオの護衛を担当するトキによって即エリドゥの一角に監禁され、先んじて排除される形になっていた。
その後、先生達による奪還作戦の混乱の中で駆けつけてきたエイミによって救出され、事態を収束に導く手段を示した。
最終編「あまねく奇跡の始発点編」では上述の負い目で学校を居場所に出来ず惑うトキを引き入れ、色彩に対抗するメンバーの主力として活躍。
「アトラ・ハシースの箱舟占領戦」でもウトナピシュティムの本船に搭乗して先生達に同行した。
その際、ドローン越しに協力しようとしたリオには、トキの扱いに怒って手厳しい一言を投げかけている。
「プレナパテス決戦」では地上に残ったヴェリタスとも連携しての電子戦を担当したが、流石にオーパーツレベルの相手には分が悪かったようである。
因みに足が全く動かせないかどうかには不明。
メモリアルロビーではある程度動かせるため不自由ではあるがある程度動かすことができる…というような描写が見られる。
或いは、歩くこと自体が身体の負担になるために、足が不自由ではないが車椅子に乗っているという見方もある。
また重度の寒がりで暖房は最低でも30度からの設定が望ましいとの事。
衣装
武器
固有武器は「高嶺の花」。モデルはおそらくS&WのModel340PDやM&P BODYGUARD 38等のインナーハンマーJフレームリボルバー。
基本的に安楽椅子美少女(本人談)のため、実際に使う姿を見るのは難しいようだ。
性能
通常版
「天才美少女ハッカーの真髄、お見せしましょう。」
初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
---|---|---|---|---|---|---|
☆☆☆ | 貫通 | 軽装備 | SPECIAL | MIDDLE | アタッカー | AR |
EXスキルは味方1人の攻撃力を最大で105%増加させる(13秒間)というもの。
同じ攻撃力バッファーのコタマと比較した場合、単体にしか付与できず効果時間も劣る代わりに抜きん出た倍率となっているのが特徴。
ノーマルスキルは30秒毎に敵一体にダメージを与えつつ、回避値デバフを付与する。
役に立たないことはないのだが、ヒマリは他スキルの育成優先度が非常に高いため、余程のことがない限りレベルは1のままで良い。
パッシブスキルは攻撃力の増加で、固有武器の凸で更にバフ効果持続力が増加し、最大まで育成することでEXスキルのバフ時間が15.47秒まで延長される。
たった2.47秒しか伸びない……と思いきやこの2秒弱が総力戦のタイムアタックに大きく響くことが多々あるため、できる限り育成したいところ。
ただし持続力強化が付与されない固有武器の星1までは殆ど意味を成さないスキルとなるため、その場合は放置で問題ない。
サブスキルはなんとコスト回復力を約20%ほど増加するものとなっており、EXスキルと並びこちらも非常に強力。
そのままでも充分強いが、ヒフミやチェリノ、水着ホシノの持つコスト回復バフは加算式でありヒマリの乗算式バフとは重複するため、更なるブーストも見込める。
ただし、同じく乗算式である正月ハルカや水着シロコとは重複しないためその点は注意。
部隊全体を強化するよりも主力となるアタッカー1人にバフを集中させたほうが良い総力戦においてアコと並ぶトップクラスのサポーターであり、実装時点から現在に至るまであらゆる総力戦で頭抜けた採用率を誇る。
そのあまりのぶっ壊れ具合から総力戦の攻略はまずヒマリとアコを所持している事が大前提で語られることがほとんどであり、未所持の場合はヒマリの学位である「全知」からもじって「無知」と自称するのが通例となっているほど。
正に「超天才清楚系病弱美少女ハッカー」の名に恥じない、最強のユニットと言えるだろう。
余談
「全知」という学位は本当にあるのか?
ヒマリがよく自画自賛の際に用いる「全知」という学位だが、公式の紹介文では学位の存在自体が怪しまれており、エイミからも「全知」の学位の存在自体を疑われている。
そして、ヒマリは疑われた際には直接は否定していないなど、現状、「全知」という学位に関しては真偽が断定されていない話半分程度の設定である。
公式4コマ『ぶるーあーかいぶっ!』第90話にて『全知』と書かれたアイマスクを使用している姿が描かれ、グッズ化を希望する声が殺到した。後にその声に応える形でグッズ化され、Yostar公式オンラインショップで販売されている。
自称一覧
ブルーアーカイブ(ブルアカ)攻略wikiに、ヒマリの今までの自称が「小ネタ」の項目にて一覧としてまとめられている。
昼寝
虚弱体質を現しているのか、気が抜けるとよく居眠りする癖がある。
シャーレの当番でもたまに寝こけている他、暇を見つけては車椅子をリクライニングして居眠りしている。
ちなみに、前述の通り公式4コマなどでは「全知」と書かれた黄色いアイマスクを愛用している。
なお病弱車椅子ゆえ当たり前だが、物理的な実力行使は不得手で、劇中ではトキの不意打ちであっさり制圧されたほか、エイミにワガママを言って簀巻きにされたり、無理やり着替えさせられて連れ出されたりもしている。
おばあちゃん?
喋り方のテンポや服装、老成した雰囲気などが原因でユーザーからはなぜかおばあちゃん扱いを受けることもある。