ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

【警告】この記事はVシネクスト『仮面ライダー555 パラダイス・リゲインド』のネタバレを含みます。

俺も闘う──────

ファイズとして

草加真理を頼む」

草加「ああ…分かった」

真理「巧………」

「大丈夫…また会えるさ」

『Standing by』

「変身!!」

『Complete』

CV:半田健人

スーツアクター:岩上弘数

変身者

乾巧

概要

Vシネクスト仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』に登場する新たな仮面ライダー。

乾巧が新型の変身ベルト「ファイズドライバーNEXT」を使用して変身する。

本作で巧は何故か新生スマートブレイン社に所属しており、スマートブレインが新たに生み出したライダーズギアの一つとしてオルフェノク殲滅隊の1人として立ちはだかる。

名称判明前は新型ファイズと呼称されていた通り、かつてオルフェノクの王を守護するために開発された仮面ライダーファイズの後継機に当たる存在(公式上ファイズの一形態として扱われている)。

2024年1月28日に配信されるスピンオフドラマ『仮面ライダー555殺人事件』にも登場する。

外見

胸部装甲がアシンメトリーなファイズのマーク「φ」を象った円形になっており、両肩は角ばった黒のショルダーアーマーで保護されている。また、従来のファイズではシルバーだった爪は黒一色となっている。

アンダースーツ部分はグレー系統でどことなくアナザーファイズに近いカラーリングと言える。

フォトンストリームは通常のファイズ同様、赤いフォトンブラッドが流れる1本構成だが、仮面ライダーデルタのビガーストリームパターンにも似た複雑な取り回しになっている。

頭部は我々の知る旧型ファイズにクリアのバイザーが取り付けられた様な形になっており、後述のアクセルフォーム起動時にはこちらが回転する。

スペック

従来のファイズと異なる最大の特徴はアプリを起動するだけで武器をマテリアライズ(実体化)できるというもの。これにより、ガジェットを手動で起動する必要がなくなっている。

このマテリアライズアプリでは地味にミッションメモリーも複製されるため、実質的に起動できる装備の制限が大幅に低減されているに等しい(ただしCSM開発ブログによると「両手で持てる数まで」ということで、一度に起動できる装備は2つまでらしい)。

更にエクシードチャージ(必殺技)を複数同時に重ねて発動することも可能。

基礎的なスペックも旧型からある程度向上しており、並のオルフェノク相手ならば軽く返り討ちにしてしまう性能を誇る。また、装甲が腕や足、肩にも付いており、これがフルメタルラングだった場合、戦車の砲弾も跳ね返せるので、防御力は格段に上昇している(はず)。

他にも後述のアクセルフォームへの変形機構やファイズフォン20 Plusに備わっている必殺パンチ用のナックルモード、弾数無制限かつエクシードチャージも可能なフォンブラスター、そして仮面ライダーミューズも使用していた予測AIアプリなどを備えており、従来のファイズより大幅に装備や能力が進化している。

…が、これらの多くは劇中で特に使用されなかった。

その為かは定かではないが、劇中では仮面ライダーミューズに終始苦戦を強いられていた。

もっとも、『パラダイス・リゲインド』では旧式のファイズで戦う巧へ草加が「自ら勝利を捨てたという解釈でいいのかな?」と言及していることから、総合的な性能は旧ファイズから順当に上がっているのは確かのようである。

劇中では長年愛用してきた旧型ファイズギアの方が巧とシナジーがあったらしく、巧も旧ファイズの方がミューズ戦を有利に進めていた。最新の便利なアイテムよりも、たとえ古くても使い慣れたファイズの方が彼の性に合っていたのだろう。

『Complete』

『Start up』

『3…』『2…』『1…』

『Time out』

『Reformation…』

ファイズフォン20Plusに搭載されてある「AXEL」のアプリを起動したネクストファイズ版のアクセルフォーム。

旧型のファイズとはアクセルへの移行も異なり、バイザーが180度回転して複眼が真紅に発光、胸のコンバーターが回転して内部機構回路が露出すると言ったシークエンスとなっている。

なお、ファイズアクセルに相当する一連のシステムはファイズフォン20Plus内のアプリとして搭載されており、アクセルフォーム変形後に画面をタップすることでアクセルモードを始動、カウントダウンを開始する。

この状態だとフォトンストリームも虹色に変わり、発動時にネクストファイズを中心に一定の範囲が特殊なフィールドに包まれ凄まじい超加速で瞬く間に敵を撃滅してしまう。

劇中では海堂/スネークオルフェノクケイ/クイナオルフェノクコウタ/ゲッコーオルフェノク周囲を超高速移動しての連続攻撃で追い詰め3人にアクセルクリムゾンスマッシュのポインティングマーカーを当てるが、海堂が所持していた秘伝のラー油を地面に撒くという奇策によって足が滑ってしまい、足を取られてその場で勢い余って高速回転しているうちにアクセルの制限時間が解除されてしまった。

ミューズ戦では強化クリムゾンスマッシュである程度のダメージは与えたものの致命傷までには至らず、カウンターで放たれたミューズのライダーキックによって敗北している。

ちなみに、ミューズにもアクセルフォームへのフォームチェンジするアプリが表示されているが、そちらでは未使用となっている。

使用アイテム

これまでとは違う新たなファイズドライバー。従来のファイズギアと同じく、普段はファイズフォン20 Plusと共にアタッシュケースに保管されている。

新たにスマートフォン型へと進化したファイズフォン。これまでの銃形態の他に、新たにナックル型への変形機構を備え、アプリ操作でバーストモード、エクシードチャージの発動の他にも各種武器を具現化する機能を備えている。

ちなみにCSM開発ブログによるとナックルモードへの変形機構が搭載された経緯について記載されており、ファイズフォン20 Plusにカメラが標準搭載されているため、それならばファイズショットと同様の機能を持つのが自然だろうと判断されたとのこと。

『Faiz Edge Materialize』

こちらはファイズの物と同型。ティザービジュアルおよびCSMのPR映像で装備しているが、劇中ではファイズブラスター・フォトンブレイカーモードと二刀流しているシーンがある。

『Faiz Blaster Materialize』

こちらもかつてファイズが使用していたトランク型ツール。従来のファイズでは最強の姿への変身等にも使用していたが、ネクストファイズはアプリで実体化させ専ら武器として使用している。起動キーである旧ファイズフォンも同時に実体化する。

  • その他

また、ファイズフォン20Plusのアプリアイコンに載っているファイズショットファイズポインターなど従来のファイズギアの装備のほか、オートバジンジェットスライガーが召喚できる。

ハイパーバトルビデオ限定装備であったファイズサウンダーは実体化できないようだが、ミュージックアプリアイコンのイラストとしてデザインのみ流用されている。

必殺技

仮面ライダー555殺人事件解決編にて使用。

エクシードチャージのアプリを起動し従来のファイズ同様の手順で飛び蹴りを放つ。

旧型との違いはファイズポインターの装備を必要としない。

劇中では2パターン披露している。

アクセルフォーム時では光の軌跡が残る程の猛スピードで走り、ファイズブラスターで複数の敵を斬りつけた。

通常形態ではエクシードチャージのアプリを起動して発動。ファイズエッジとファイズブラスターの二刀流で斬撃波を放つ。

複数のポインティングマーカーでロックオンして飛び蹴りを放つ。なお、旧型ファイズのアクセルフォーム時にはスタートアップ前にファイズポインターを装備してから行っていたが、こちらはスタートアップさえすればマーカーも自分で発射可能らしい。

また、ポインティングマーカーが虹色に光るという特徴がある。

一応ファイズドライバーNEXTにはファイズポインターのマテリアライズ機能も搭載されているが、劇中ではポインターをマテリアライズすることなくポインティングマーカーを発射している(これに関してはネクストカイザやミューズも同様であり、ネクストタイプのライダーズギア全てが自力のマーカーを射出する機能を持っていると思われる)。

余談

  • 名前の由来は、おそらく次回予告のフレーズ「Open your eyes for the next Φ's!」だと思われる。
    • 「NEXT」の意味が「未来」「次の」であることを考慮すると、ネクストファイズは「未来のファイズ」「次世代のファイズ」であることを意味したものとなっている。
  • 先行して「THE仮面ライダー展」にてネクストファイズの立像が公開されていた。