逆転裁判〜その「真実」、異議あり!〜
あにめのぎゃくてんさいばん
概要
本作は、初めに2016年4月2日から同年9月24日まで『逆転裁判1』及び『逆転裁判2』を原作とする「Season1」が、続いて2018年10月6日から2019年3月30日まで『逆転裁判3』を原作とする「Season2」が読売テレビ製作・日本テレビ系で放送された。
監督は渡辺歩、アニメーション制作については1期がA-1Pictures、2期がCloverWorks。ちなみにA-1Picturesはゲーム版において逆転裁判6のゲーム中にあるムービーの制作を担当している。
日本テレビ系においてゲーム作品原作のTVアニメ作品が放送されたのは1995年放送の『ストリートファイターIIV』以来約20年半ぶりで、奇しくもこちらもカプコン製作のゲーム作品が原作であった。ついでに局は異なるがカプコン制作のゲーム作品原作のアニメ放送としては2002年から2006年まで放送された『ロックマンエグゼ』シリーズ以来の約10年ぶりである。
作風
基本的には原作『1』『2』『3』のエピソードをなぞる形でストーリーが展開され、
- 場所・日時の表記、証言・尋問開始、有罪・無罪のテロップ
- 画面いっぱいに表示される「異議あり!」の吹き出し
- 成歩堂に矛盾を指摘された証人のリアクション
- 無罪判決時に降る紙吹雪
- 原作BGMのアレンジを採用
など原作を意識した演出が多く取り入れられている。
アニメ化されたことにより原作ゲームでは映らなかったシーンが改めて描写されたり、キャラの動作がよりマンガ的なものになり、主人公の成歩堂も身体全体を使っての動作が多い。
ただし尺と話数の都合上、捜査・裁判の進行や人物関係など原作から改変された点が多く、全体的に駆け足気味な展開になっている。中には存在ごと出番をカットされてしまったキャラもいる。
また、一部のシーンには『逆転検事』から逆輸入された要素も含まれている。
巧舟による原作監修のもとでアニメオリジナルエピソードも作成された。
物語の主舞台となる法廷は概ね原作の雰囲気が再現されているものの、
弁護側と検察側の配置が逆(原作は証言台から見て左が検察側、右が弁護側)だったり、証拠映像を映すモニターや証拠品を置く中央テーブルが存在するなどの違いがある。
また原作において裁判長が言っていた「冒頭弁論」は現実の裁判に基づき「冒頭陳述」に変更されている。
登場人物
担当声優は全員、ゲーム版やレイトン教授VS逆転裁判とは違うテレビアニメ専用のキャストとなっている。
主題歌
オープニングテーマ
「逆転Winner」(1期1~13話)
作詞 - 松井五郎
作曲 - 岩崎貴文
編曲 - CHOKKAKU
歌 - ジャニーズWEST
「人生は素晴らしい」(1期14~24話)
作詞 - mildsalt
作曲 - 岩崎貴文
編曲 - 水島康貴
歌 - ジャニーズWEST
「Never Lose」(2期1~12話)
作詞 - MiNE/Komei Kobayashi
作曲 - FURUTA & Dr. Lilcom
編曲 - 久保田真悟(Jazzin' park) / 山下智久
歌 - 山下智久
「Reason」(2期13~23話)
作詞 - JUN/WAKE/ Tomohisa Yamashita
作曲 - UTA/JUN
編曲 - UTA for TinyVoice,Production
歌 - 山下智久
エンディングテーマ
「Message」(1期1~13話)
歌 - 安田レイ
「純愛カオス」(1期14~24話)
作詞 - 松井五郎
作・編曲 - 渡辺徹
歌 - 東京パフォーマンスドール
「スターティングブルー」(2期1~12話)
作詞 - 宮嶋淳子
作・編曲 - 哥丸雄貴
歌 - halca
「ビューティフルデイズ」(2期13~23話)
作詞 - あんにゅ&小幡康裕
作曲 - あんにゅ
編曲 - 小幡康裕
歌 - コアラモード
コミカライズ
『Vジャンプ』2016年5月号から2017年9月号までSeason1の内容をコミカライズしたものが、2018年11月号から2019年3月号までオリジナルエピソード『逆転特急、北へ』が連載され、Season2の10~12話として放送された。
余談
Season1放送時期に発生した熊本地震の影響を受け、DL6号事件関連の設定が変更された。
外部リンク
関連タグ
ストリートファイターII、ロックマンエグゼ…同じくTVアニメ化されたカプコンのゲームソフト。
読売テレビ制作日本テレビ系土曜17時30分枠のアニメ
金田一少年の事件簿R→本作(Season1)→タイムボカン24
僕のヒーローアカデミア→本作(Season2)→MIX