東京パフォーマンスドール
とうきょうぱふぉーまんすどーる
1990年、原宿のライブハウス「原宿RUIDO」を拠点にEPIC・ソニー（現：エピックレコードジャパン）・Fプロジェクトによって企画された「ゴルビーズ」（木原さとみ・篠原涼子・川村知砂の三名）が母体となっている。そしてプロデュースを依頼された中村龍史により、ノンストップで歌とダンスを繰り広げるライブ「ダンスサミット」を毎週行う7人組集団として「東京パフォーマンスドール」が結成された。
略称は「TPD」。
多人数でスタイリッシュに歌って踊る女性アイドルグループのスタイルを、日本の音楽史上において初めて確立したともいわれる。
特に初期はメンバーが流動的であり、また、人気の上昇による多忙化、グループ内でパフォーマンスや芸能活動への意識などに差が出てきたこともあって1軍として主にメディアでの活動をメインにする「フロントメンバー」と、2軍としてライブでの活動をメインにする「ライブメンバー」（AKB48などの「アンダーガールズ」などに近い）という形に分かれた。
その後、1995年（平成7年）秋までにフロントメンバーが相次いで卒業。新井雅をリーダーにメンバーを一新するもCDのリリースはなく、1996年（平成8年）中に活動停止し解散した。
姉妹グループとして、大阪では吉本興業がマネジメントを担当する形で「大阪パフォーマンスドール」が結成され、1993年〜1997年まで活動していた。また、上海でも現地のメンバーで結成された「上海パフォーマンスドール」が活動していた。
フロントメンバー
最も代表的なものは、以下の7名による編成である。
- 木原さとみ（リーダー、1995年10月卒業）
- 米光美保（1994年9月卒業）
- 篠原涼子（1994年9月卒業）
- 川村知砂（1995年10月卒業）
- 市井由理（1994年9月卒業）
- 穴井夕子（1995年4月卒業）
- 八木田麻衣（1995年10月卒業）
ライブメンバー
ライブビデオなどでメンバー紹介されたことがあるメンバー。
- 木伏夏子（1994年9月フロントメンバーに昇格、1995年10月卒業）
- 櫃割香奈子（1994年9月フロントメンバーに昇格、1995年10月脱退）
- 島津志穂（1994年9月フロントメンバーに昇格、1995年6月脱退）
- 関ひろみ（1994年9月フロントメンバーに昇格、1995年10月卒業）
- 名取美穂（1995年6月フロントメンバーに昇格、1995年10月脱退）
- 東亜佐美（1995年6月フロントメンバーに昇格、1995年10月卒業・1995年5月21日シンガーソングライターとしてソロデビュー、シングルを4枚リリースした）
- 新井雅（1995年6月フロントメンバーに昇格)
- 中川雅子
- 岩名美紗子
- 藤本佐織
- 篠原礼
- 大藤史
- 平野美保
- 佐々木智美
2013年、全国8,800人の中からオーディションで選ばれた新メンバー10名により復活。募集当初はTPDの復活であることは伏せられていた。
2014年6月11日、シングル「BRAND NEW STORY」でCDデビュー。
金田一少年の事件簿Rや電波教師、アニメ版逆転裁判などのOPEDを担当した。
独特のスタイリッシュなダンスと音楽性は引き継ぎつつ、現代に合わせた親しみやすいキャラクターを打ち出していた。
2021年9月30日をもって無期限活動休止した。
