イリス
いりす
曖昧さ回避
別表記への誘導(フルネームや正式名称での登録推奨)
フィクション
- ギリシャ神話に登場する虹の女神→イーリス
- 『伝説の勇者の伝説』の登場人物→イリス・エリス
- 『半熟英雄』の登場人物→イリス姫
- 「サクラ大戦」のシリーズに登場するアイリスの本名→イリス・シャトーブリアン
- ゲーム『トキメキファンタジー ラテール』の登場人物→イリス・リヴィエール
- KONAMIの音楽ゲーム『pop'n music』の登場人物の1人。→イリス(ポップン)
- 小説『空ノ鐘の響く惑星で』の登場人物→イリス・エリニュエス
- オンラインゲーム『エミル・クロニクル・オンライン』のシステム→イリスカード
- アニメ『虹の戦記イリス』
- KIDのコンピュータゲーム→Iris 〜イリス〜
- 山藍紫姫子の小説→イリス 虹の麗人
「イリス」表記への誘導(作品名などの別タグとの併用推奨)
フィクション
- 『Nepheshel』の登場人物
- 『モンスターメーカー』に登場する神々
- 『ドラゴンスピリット 新たなる伝説』(注:FC移植版)に登場する主人公レイスの双子の妹
- マスカーニのオペラ『イリス』の主人公
- 漫画『夢みる惑星』の主人公
- ゲーム『レイラ』の登場人物
- アニメ『虹の戦記イリス』に登場する戦車
- 映画『薬指の標本』の主人公
- ゲーム『ナルキッソス』の登場人物
- ゲーム『マジカルウィッチアカデミー 〜ボクと先生のマジカルレッスン〜』・『ダンジョンクルセイダーズ』などの登場人物
- 小説『死神とチョコレート・パフェ』の登場人物
- 『ガメラ3 邪神覚醒』に登場する怪獣→邪神イリス
- 「イリスのアトリエ」シリーズ。又はこのシリーズの登場キャラクター
本項では、12と13(太字部分)について記述する。
邪神イリス(ガメラ3 邪神覚醒)
『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』に登場する怪獣。
別称 | 柳星張・邪神 |
---|---|
体長 | 99m |
重量 | 199t |
触手最大到達距離 | 1,999m |
最大飛行速度 | マッハ9 |
概要
古代文明・アトランティスによって作り出された怪獣の1つ。
ギャオスの突然変異種であるが、頭部にわずかな面影があるくらいで他は似ても似つかない。
奈良県南明日香村に、「柳星張」の名で遥かな昔から卵の状態で封印されていた。
南を守護する幻獣・朱雀に対応しており、北を守護する玄武に対応するガメラとは対になる関係である。
イリスという名前は、劇中に登場するヒロインがかつて飼っていた猫の名前から。
全体として人型に非常に近い形をした、異色の怪獣。
両肩から2本ずつ計4本生えている伸縮自在の触手、両腕の鋭利な槍状の手甲、部分的に発光する胴体、背面の四枚の翼状の突起、頭部で光る単眼などが特徴。
あらゆる生物の遺伝子を吸収して自らに組み込み、自在に進化して行くという能力を持つ。
また、ガメラと同様に、人間と交信する事でその力を最大限に発揮する性質を持っており、勾玉に似た交信機のような物質を持っている。しかし、ガメラと違ってイリスは、対象となる人間と生態融合を遂げることでその力を最大限発揮する。
数字的な能力値は、映画の公開年である1999年に合わせてある。いずれの値も、ガメラを含めそれまでに登場した怪獣を遥かに上回る。これが、劇中に登場した成体のものなのか、それとも完全体のものなのかは不明。
触手は最大2km近くまで伸び、ガメラのプラズマ火球をも払いのけるほどの強靭さと器用さを持つ。また、触手の先端からはギャオスより遥かに強力な超音波メスを放つ。
背中からジェット噴射を行って加速し、触手が変形した皮膜のような翼で制御することによって、マッハ9という凄まじい速度と、F-15Jを凌駕する機動性を発揮する。
飛行時の美しさは美しいの一言であり、怪獣界でもトップクラスである。
背中には、ガメラの甲羅によく似た外殻が存在する。
手甲は槍のように敵に突き刺す強力な武器になり、その威力は頑丈なガメラの甲羅を刺し貫くほど。
消化器官に当たるものが確認できず、頭部に口が無い。
その代わりに、触手と手甲の先端部に吸引孔がある。触手などを対象に打ち込む事で体液を吸い取って栄養を摂取する。
この摂食と同時に、対象の遺伝子を吸収する。
幼体が蝸牛のような姿だったのに対して、進化後は人間に近い姿をしているのは、人間を捕食してその遺伝子を取り入れたためである。そのため、摂取する栄養によっては、劇中に登場したものとは全く別の進化を遂げ得たと考えられる。
また、劇中では人間との生体融合を遂げる前に死亡したため、真の完全体の戦闘力は未知数であった。
劇中の行動
南明日香村に、大いなる災いをもたらす忌むべきものとしてその存在が伝承されており、卵の状態で、洞穴の奥深くに封印され続けていた。
柳星張の監視役を担う守部家の刀自によると、人智の及ばぬ何らかの力(恐らくはマナを操る古代文明の技術)で封じられていたらしく、「江戸時代に力自慢の関取が動かそうと試みたが、ぴくりとも動かなかった」という。そして、「もしすこしでも動いてしまえば、世界が滅ぶことになる」とも。
しかし、レギオン撃滅のためにガメラが地球上のマナを大量消費したことで、その封印が綻びた。そして、ガメラとギャオスの戦いによって両親を殺された比良坂綾奈が偶然祠を訪れ、彼女によってその封印が解かれてしまう。
卵から孵化したイリスは、最初は蝸牛のようなタコのような藤壺のような奇怪な姿をしていた。
ガメラへの憎悪に燃え周囲から孤立する綾奈の心に付け込み、自らを保護させて成長して行く。このとき綾奈が「この子もガメラに仲間を殺された」と言っていたことから、ガメラへの憎悪に共鳴していたと思われる。
そして、ガメラを超える能力を手に入れるために綾奈を取り込もうとする。しかし、一度目の融合は守部家の長男・龍成によって阻止される。
その後、付近の住民やキャンプ場にいた人間などを片っ端から捕食して栄養分と遺伝子を吸収し、急激に成体へと成長する。
山中で自衛隊の小隊を遁滅させ、綾奈が京都に移されたことを察知して飛び立つ。
紀伊半島上空でF-15、次いでガメラとの壮絶な空中戦を展開。やがて共に京都へと降下する。
京都市中心部で激しい肉弾戦を展開するが、憎悪に燃えながらその戦いを見つめる綾奈との交信によってか、凄まじい戦闘力でガメラを圧倒し、ついには腹部を手甲で貫いて瀕死に追い込む。
そのまま、京都駅内部で綾奈と融合を試みるが、その際、その身を案じる龍成によって彼女が正気を取り戻す。その悲鳴に呼応するかのように立ち上がったガメラに彼女を奪還され、融合はとうとう失敗する。
そのまま京都駅構内で屋内戦へと突入し、ガメラの右手を潰してその遺伝子情報からプラズマ火球をも自らのものにする。とうとうガメラに止めを刺すかと思われたが、右手を犠牲にしてそのプラズマ火球を受け止めるというガメラ渾身の技「バニシング・フィスト」を逆に腹部に打ち込まれ、爆発四散した。
その頭部はガメラに踏み潰された。