ヤナギ
やなぎ
「冬のヤナギと呼ばれるその実力、見せてやろうかの」
概要
『ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)に初登場したキャラクター。
名前の由来は『ヤナギ(柳)』だと思われる。英語名はPryce。
こおりタイプ専門のジムリーダーである。
キャッチコピーは「ふゆの きびしさを おしえるもの」。
勝つとアイスバッジとわざマシン16「こごえるかぜ」(第四世代ではわざマシン07「あられ」)がもらえる。
トレーナー歴40年を越えるという大ベテランで、ジョウトジムリーダーでは最年長。「冬のヤナギ」の異名を持つ。
『金銀』では滝にうたれ身も心も鍛えている設定だったが、『HGSS』では氷の上に座って鍛えている設定に変更された。また、早起きらしく、月曜の朝には「いかりのみずうみ」に散歩している。
ゲームではいかにも堂々とした老人なのだが、何故かアニメやポケスペでは
過去にポケモンがらみの大きな過ちを犯した設定がある。
容姿
(左:『HGSS』版 右:『金銀』版)
『金銀』では非常に寒いところにいながらも半袖半ズボンという軽装だったが、
『HGSS』ではコートとマフラーを着た老紳士のようなデザインに変更されている。
アニメでのヤナギ
幼少期から遊んでいたイノムーが突然行方不明になった事がきっかけで、裏切られたと感じ、ポケモンに対する信頼が薄れていた。
しかし、実はそのイノムーは誤って崖から落ち、数十年間氷付けになって冬眠同然の状態であった事が発覚した。
イノムーと数十年ぶりに再会し真実を知ったヤナギは再び心を開くようになり、サトシとジム戦を繰り広げる。
ポケスペでのヤナギ
第三章(金銀・クリスタル編)の黒幕「仮面の男(マスク・オブ・アイス)」の正体で、「永久氷壁」の異名を持つ。原作と違い車椅子に乗っている。ジムリーダーの時の顔は穏やかで謙虚な弱弱しい老人だが、本性である仮面の男の時は「自分の手持ち以外は道具」と断言するほどの冷酷な人物。セレビィを捕獲し時渡りをするつもりでいたが、その理由は過去に己の判断ミスで氷河で失った2匹の親のラプラスと子供を引き合わせるためだった。
トレーナーとしての実力は他のジムリーダーと明らかに別格どころか、ポケスペの全登場人物たちの中で最強にして最高を誇る。具体的には
・6人の図鑑所有者を(伝説系を使わないで)自分の手持ちだけで一蹴する。
・本人不在の遠隔操作でのバトル(しかも小型カメラによる映像と、モールス信号による指示)で伝説ポケモンを捕らえる。
・単体で各地のジムリーダーを打ち破る程の実力を持つ三犬をまとめて相手にして勝利し、封印を施して異空間に閉じ込める。
・ヤナギのポケモンの作り出す氷は凝固と分解を繰り返して自動で動き、伝説系ポケモンの炎でなければ完全に溶かしきれず再生するという性質を持つ。
・伝説のポケモンホウオウ・ルギアを自力で支配下に置き意のままに操る。
等と、どう考えてもありえないことをやってのける。しかも使用ポケモンはデリバードとウリムー。
特にポケスペでの伝説ポケモンはゲームと違い制御が効かないものが大半で、三鳥は四人のジムリーダーのバッジエネルギーで強制的に、グラードン・カイオーガは対応する宝珠で、レジロック・レジアイス・レジスチルは古代の人が遺した石版等、何かしらのアイテムを使わないと(使ったとしても)トレーナー自身がポケモンの力で破滅する事から、その実力がうかがい知れる。
専門外のタイプのポケモンもかなり強く、本気を出さない状態でマチスを追い詰めた程。公式戦や本気を出さないで戦う時は戦術を駆使した戦い方をするが、手持ちのレベルはかなり高く、上記の氷の性質から相手の策を力押しで破れるほどの強さを誇る。そのため連載中の現在でも、読者からはポケスペ最強トレーナーと言われている。
使用ポケモン
『金・銀・クリスタル』・『HGSS』
『HGSS』(強化後)
BW2(PWT)