概要
7月頃に公式サイトが設置され正式タイトルである事が判明。それ以前にも6月中旬にはすでにタイトルが発表されていたが、6月22日時点では再び映画 ドキドキ!プリキュア(仮)となってしまっていた。その後ニュースサイトで改めてこのタイトルが正式なものであることが確実のものとなった。
プリキュア映画恒例となった主人公格プリキュアのスーパープリキュア化もあり、今作ではキュアハートがキュアハート・エンゲージモードになる。
TVシリーズ21話終盤より登場した5人目のプリキュア・キュアエースも登場するが、登場初期のように突然現れるサポートメンバーのような立ち位置になっている(これについては関連リンクの伊藤監督インタビューを参照)
例年通り本編上映前にはキャラクターたちによるミラクルライトの説明が行われる。
監督を務めた伊藤尚往は『ふたりはプリキュア』『ふたりはプリキュアMax Heart』の各話演出を経て『デジモンセイバーズ』のシリーズディレクターを務めており、同作のプロデューサーだった柴田宏明、シリーズ構成の山口亮太と約6年半ぶりにトリオを組む事となった。
あらすじ
祖母・母と受け継がれてきたウエディングドレスを見てキュンキュンしていたマナ。親子三代で思い出を受け継ぐと意気込み、いつか着ることを夢見て眠りに就く。その夜、大貝町では家具をはじめとする様々な物が宙を舞う事件が発生。犯人はマシューを名乗り、人々に忘れ去られ過去の物となったガラクタの恨みを吐きながら町の人たちを「オモイデの世界」へと閉じ込めてしまう。更にマナの名を呼び、何故か執心するマシュー。圧倒的なパワーでエースを除く4人のプリキュアを破った後、マナたちもオモイデの世界へと閉じ込めてしまった。過去を再現したオモイデの世界でマナは、今は亡き祖母や昔飼っていた愛犬と再会するが六花やありすがいないことに気づく。楽しかった過去の中でずっと生きたいという思いと、仲間たちと過ごす筈の未来への希望にジレンマを感じながら、プリキュアたちは大切な思い出と未来のためにマシューたちに立ち向かっていく。
スタッフ
登場キャラクター ※各キャラクターの動向も表記する※
プリキュア
なぜかマシューに名指しで狙われ、楽しかった過去を再現した「オモイデの世界」に閉じ込められてしまう。4年前の小学校時代が再現されたそこで、愛犬のマロや亡くなった祖母のいすずと再会する。ありすや六花の存在が消された世界だったが、マロやいすずとの別れを惜しんで現実世界への帰還をためらってしまう。
「忙しい両親が揃って見に来てくれるピアノコンクールの日」を再現したオモイデの世界に閉じ込められてしまう。記憶も封じられマナたちのことを忘れていたが、そこで同じく閉じ込められていたありすと会い、妖精たちとの再会もあって現実世界の事を思い出す。そして、マナを救うためにキュアロゼッタとでマシューが差し向けた刺客と激闘を繰り広げる。
再現されたオモイデの世界は「父親との初めての外出(社交デビュー)の日」。六花と同じく封じられていた記憶を取り戻し、キュアダイヤモンドと共に戦う。
再現されたオモイデの世界は「初めてプリキュアとして認められアン王女からラビーズを貰った式典の日」。アン王女や王国が偽物だと気付いていたが、平和だったトランプ王国をまた見れたことで心が揺らいでいた。しかし、仲間との絆を思い返して立ち上がり、未来のためにマシューが差し向けた刺客と死闘を繰り広げる。
概要で書かれている通り登場初期のような立ち位置で参戦。マシューとの最初の戦いには姿さえ見せず、オモイデの世界で戦うキュアソードを応援するために突如として現れた。登場時点で既に変身しており、変身前の姿での登場もごくわずか。変身シーン及び単独で必殺技を出すシーンもない。
妖精
マナを現実世界に連れ戻すために自らマナのオモイデの世界へと飛び込む。マナを現実世界に戻そうとするが、過去を思い出して悲しい表情を見せるマナに何も言えなくなってしまう。
六花を連れ戻すため、ランスと共にオモイデの世界へと飛び込み、六花の記憶が戻る決め手となった。
ラケルと共にオモイデの世界へ飛び込み、ありすの記憶が戻る決め手となった。
真琴たちを助けるために他の妖精を連れてマシューの飛行船に侵入した。DBの姿では飛行船への侵入のためにグライダースーツを使った滑空の他、船内で追手に対して格闘シーンも見せた。オモイデの世界に飛び込んだ時は、悩むキュアソードに対して絆を思い出すように叱咤した。
キュアエースと同じタイミングで登場。
主なゲストキャラクター
本作の敵キャラ。何故かマナを狙う謎の青年。クラリネットの音色で人々が捨てたり忘れ去ったりしてガラクタとなってしまった物を操り、人々をオモイデの世界に閉じ込めて現実世界から人間を消して未来のない世界を作ろうとする。マナが自分の事を忘れていることに憤るが、一方でマナが悲しみに暮れた時は直接語りかけてオモイデの世界で生きることを促し、それが叶った時にはマナが虜になったと喜ぶなど愛憎が入り混じった態度を見せる。
パートナーを奪われたシャルルたちの前に現れた謎の妖精。オモイデの世界からマナたちを取り戻す方法を教えてくれた。マシューとは古い付き合いだと言う。
- 坂東いすず(声・杉山佳寿子)
相田マナの祖母。本来は故人で、マナのオモイデの世界に登場。高齢ゆえに体が弱っていたようだが、暗い顔を見せずマナが落ち込んだ時には励ましてくれる優しい性格。
相田家で飼われていた犬。元は八嶋が見つけた捨て犬。マナが気に入り「白くてふわふわしてるから“マシュマロ”」と命名しそのまま相田家で飼われることになった。普段は略してマロと呼ばれている。マナに非常に懐いていたが現在は飼われていない。それについてマナは「色々あって」と言葉を濁している。
本作の黒幕。
その他の敵キャラクター
- パープルバギー(声・江川央生)
マシューが仕向ける刺客の一人。両手足にタイヤを装備したガラクタ。手足のタイヤをローラースーツを使うようにして高速移動が可能。手のタイヤは投擲武器として使える。
- シルバークロック(声・稲葉実)
マシューが仕向ける刺客の一人。壁掛け時計に手足が生えた姿をしたガラクタ。伸縮自在な蛇腹状の手足が武器。
- マネキンカーマイン(声・浅野まゆみ)
マシューが仕向ける刺客の一人。洋紅色の衣装を着たマネキンのようなガラクタ。腕に巻き付けた帯を操って攻撃するほか、相手の攻撃を瞬時に読んで反撃するなど高い格闘能力を持つ。
一般人キャラクター
ピンチに陥ったありす達のもとへ車で駆けつけるが、逆に車を破壊されてオモイデの世界に吸収されてしまう。
マナをからかうも、その後のやり取りで赤面してしまい、マナの事が好きだと疑われてしまう。
マナが閉じ込められたオモイデの世界でも小学生の姿で登場。
小学生の頃、捨てられていたマロを拾い、里親を探すためにマナに相談していた。
主題歌
OPテーマ「Happy Go Lucky!ドキドキ!プリキュア」
歌:黒沢ともよ
EDテーマ「ラブリンク」
歌:吉田仁美
テーマソング「たからもの」
歌:相田マナ・菱川六花・四葉ありす
入場者特典(チケット購入の中学生以下小人)
映画スペシャルデータカードダス
ドキドキ!ラブリー♥バイザー
イベントetc.
東京国際映画祭
第26回東京国際映画祭(開催期間2013年10月17日~25日)の特別招待作品に選ばれ、同月26日からのロードショー公開に先駆けワールド・プレミア上映されたほか、声優陣・プリキュアが同映画祭のオープニングを飾るグリーンカーペットにも登場した。
くりぃむクイズ ミラクル9
2013年10月30日のテレビ朝日系「くりぃむクイズ ミラクル9」にキュアハート/相田マナ役・生天目仁美がマシュー役・谷原章介率いる俳優ナインの一員として回答者で出演。そこそこ回答したほか、司会者に適度に振ってもらい、それをそつなく返せたこともあり惨事となることなく、映画のPR役を谷原とともに務めあげた。
プリキュア役の声優がPRでバラエティ番組に出演するのは、極めてレアケースである。
関連タグ
関連リンク
エキレビ
「「映画ドキドキ!プリキュア」伊藤監督に聞く2」(ネタばれを含む内容です)