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うそつきはダメよ!

うそつきはだめよ

「うそつきはダメよ!(原題:A Very Special Blossom)」は、パワーパフガールズシーズン2の通算第20話。
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あらすじ編集

もうすぐ父の日が迫る中、ショーウィンドウに飾られた高価なゴルフクラブ「プロエクセレンス2000」を欲しがるユートニウム博士

父の日にそのゴルフクラブを贈りたいと考えるガールズだが、2000ドル(29万円)というあまりの高価な値段から既に諦めることに。


そんなある日、火事を起こしたモジョ・ジョジョを撃退し、市長から2000ドルをおねだりするが、そのようなお金は持っていないと言われてしまう。ガールズは襲撃で破壊された街の片付けに入るが、その中にブロッサムが割れたショーウインドウから例のゴルフクラブを見つけると誰も見ていないので誘惑に負けてしまい、それを盗んでしまう。

父の日当日、バブルスバターカップは博士の大好物であるレバーと玉ねぎの炒め物を用意したが、博士は例のゴルフクラブが忘れられず、上の空になるばかり。

しかし、ブロッサムから例のゴルフクラブをプレゼントされた博士はすっかりブロッサムからのプレゼントに夢中になり、そのゴルフクラブを持って市長とのゴルフに出かけてしまう。プレゼントを受け取ってくれなかったことにショックを受けたバブルスとバターカップは怒って、ブロッサムにどこで手に入れたのか尋問し、ブロッサムはたまたま見つけたとごまかす。


タウンズヴィルのゴルフ場では市長と署長がゴルフクラブ盗難事件の話題を出していたが、ちょうど博士がやって来て2人はゴルフクラブを持っていたので博士を逮捕することに。一方、家でちょうど盗難事件の新聞を見ていたブロッサムは博士からの電話で盗みの容疑で逮捕された知らせを聞き、震えながらどこかに行ってしまう。

ブロッサムは家でプラモデルを作っていたモジョを縛りつけて刑務所にやって来ると、そこにはバブルス・バターカップ・市長・署長、さらに逮捕された博士がいて、「ゴルフクラブを盗んだのは博士ではなくモジョ」とブロッサムはごまかそうとする。全身を縛られたモジョも無実の罪を擦り付けられそうになり、身の潔白を訴えるが、日頃の行いが悪かったために市長と署長に引き取られそうになる。しかしバターカップに止められてバブルスと共に再びブロッサムを尋問した。ブロッサムは何も答えず震えるばかりで、先程自分たちの父の日のプレゼントを受け取ってもらえなかった怒りも含めてバブルスとバターカップからは怒りのままに問い詰められ、博士も本当のことを言ってほしいと悲痛の声で懇願する。

するとブロッサムはモジョを投げ飛ばし、逃げようとするがバブルスとバターカップから皆の前で本当のことを言えと追いかける。ブロッサムは隙を見て刑務所の外に逃げようとするが、はさみうちしたバブルスとバターカップに捕まってしまい降参し、ゴルフクラブを盗んだ犯人は自分、博士が欲しがってたからあげたらすごく喜ぶと思ったからと真実を打ち明ける。

その行動に驚いた博士は、愛情がこもった手作りの品物より高い品物に夢中になった自分が悪かったと反省し、涙ながらに謝罪する。

博士の説得もあり、罪を認めたブロッサムを許すことにした市長も「前科はないし、逮捕はやめよう」と署長に嘆願し、ブロッサムを擁護する。一連の話を聞いて署長は感動したが、結局は「法律は法律」という理由でブロッサムを逮捕し、200時間(8日と8時間)の奉仕活動をさせ、ブロッサムは悪いことをしたことを後悔しながら奉仕活動をするのであった。


余談編集

本作はブロッサムがガールズ唯一の前科持ちとなるエピソードである。

ちなみに今回のエンドカードは、ブロッサムが囚人の姿のままでバブルスとバターカップは帰り、ブロッサムだけ牢屋の中に閉じ込められるという仕様だった。


シーズン6通算第70話「対決!パパVSパパ」は本エピソードと同じく父の日をテーマにした回であり、こちらはモジョとカレラウディラフボーイズの親権を巡って対決を繰り広げる話で、ガールズは回想シーン以外一切登場していない(従って、この回におけるエンドカードもボーイズ仕様になっていた)。


パワパフZ』第43話Bパート「ウソつきももこの災難!」は本エピソードと同じくブロッサム(赤堤ももこ)のウソから騒動に発展する話になっている。

こちらでは自分がモテないことを指摘してくるプリンセス白金姫子)に馬鹿にされ、腹を立てたブロッサムが「小学生の時はモテモテだった」、「多数の男子に告白されるも自ら断っている」等と見栄を張ったウソをつき、次第に疑いの目を向けられると、「恋人の両親に交際を反対されている」という旨のウソをつくが、自分のウソと偶然が重なった結果、惑星規模にまで広がる大騒動に発展してしまうという、本家以上に壮大なスケールとなったカオス回である。

最終的には全てがウソだったことを正直に白状し、謝罪と同時に世界平和を呼び掛けるブロッサムだったが、結局はバブルス豪徳寺みやこ)やバターカップ松原かおる)、(ユートニウム博士を除く)東京CITYの住民だけでなく、世界中の住民や宇宙人を怒らせてしまい、ほとぼりが冷めるまで地球外へ避難する羽目になった。

しかし、本家でブロッサムを前科持ちにしてしまう張本人となるユートニウム博士は本家と同じくブロッサムのウソに怒らず、「一人の少女(ブロッサム)が宇宙中の人々の心を一つにした」と一人感動して泣いていた(ただし博士は基本パワパフZの恋愛には断固反対派であり、最初こそはブロッサムの「恋人がいる」というウソに取り乱し、その交際を反対していたため、内心恋人の話がウソだったと知って安堵した可能性もあり得る)。

また、本家でブロッサムのウソに巻き込まれる悪者は、危うく無実の罪を擦り付けられそうになったモジョのみだったが、こちらではモジョだけでなく、ファジーアメーバボーイズギャングリーン・ギャングをも巻き込んでおり、プリンセスはブロッサムが惑星規模にまで広がるほどのウソをつく原因を作った張本人となっている。

ちなみに第43話Aパート「さらわれた博士たちを救え!」は、本家エピソード「カレとガールズのちえくらべ」(シーズン4通算第43話)が元ネタになっている。





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パワーパフガールズ

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