概要
2016年4月6日、放送19年目の19期目一話にておじゃる丸がなんと17歳の姿で登場。声の担当は小野賢章。
その姿を見た女性陣がことごとくメロメロになるほど美しい成長を遂げており、そのみやびな美男子ぶり(他の作中の大人キャラとも違うテイストのキャラデザ)は視聴者にも衝撃を与えた。
『おじゃる丸』制作統括の吉國勲氏によると「実は第19シリーズはいろいろなことを仕掛けようとしていて、これはその第1弾なんです」との弁。
同年の7月13日に再放送される。
そして、同年12月15日の「おじゃる17 vs 5 ミヤビな決とう」に再登場し、その際シャクを今以上に使いこなしたり、成長した子鬼トリオ達と凄まじいバトルを見せたりするなどの活躍を見せた。
そして2022年3月30日のTVSPにてまたまた再登場。暴走した鬼神を食い止めるために5歳の自分と共闘した。
あらすじ
月光町にみなれぬみやびな美男子があらわれた。小町、カメトメ、うすいまでもが腰をぬかすほど美しい。たまたまおじゃる丸をつかまえようとたくらんでいたオカメ姫も、美男子にメロメロに。おさないころくらしたこの町で、あるものをさがしているという美男子に、オカメ姫は何かを感じはじめる……。
反響
17歳となったおじゃる丸の中性的な美貌に視聴者が驚いたのはもちろん、彼が月光町にいたのは遠い記憶となっているのを悲しむ者、そしてラストで成長した子鬼トリオまでもが登場し、未だにシャクを返してない実状が発覚したり、また今期のEDが館長さん、カンブツさん、ケンさん、川上さん、星野がスーツ姿で歌って踊るアイドル的な映像になっていたり等々……衝撃性が詰め込まれた回となった。
公式配信されることとなった。(ちなみに、EDのノンテロップ版も見られる仕様になっている。)
監督曰く「実は『オコニコカフェ』の時と同様予想以上の反響」との弁。
2016年7月13日の再放送、EDにて大きいお友達からのイラストハガキが2点公開された。
成長した者達
おじゃる丸
声-小野賢章
17歳。柔和で中性的な美少年。シャクは相変わらずエンマ大王に返していない模様。
温和な性格で(ぼんやりしているとも)5歳のおじゃる丸から「けだるげ」と称されるが、トリオとのバトルでは「マロに勝とうなど千年早いでおじゃる!」と堂々と宣言、式神を放ち圧倒する強さを持つ。ちなみに、その式神の形は電ボに似ている。
「やる時はやる」タイプであるが、5歳の時点でダーク鬼に集団で襲撃された際に軽やかな身のこなしを見せる等、その片鱗は昔からあった。
尚、プリン好きは健在で、五歳のおじゃる丸と味覚を始めとした感覚を共有している描写がある。
「ホッホッホッ、出たのしつこいオニども」
25年スペシャルに登場した際には五歳のおじゃる丸を五歳君と呼び、五歳のおじゃる丸同様の貴族口調と普通の男性口調を混ぜた話し方になっていた。
例「麿と来てたも! ヘイアンチョウが大変なんだ!」
子鬼トリオ17
おじゃる丸同様、パッと見の印象がかなり変わっており、全体的にスタイリッシュな仕草を見せている。相変わらずおじゃる丸からエンマ大王のシャクを取り返そうとしており、3人でエネルギー波のようなものを放つ。
ちなみに、おじゃる丸の担当声優が別であるのに対し、こちらは同じままでありながら中の人の演技で、成長がよく分かる声色になっている。
アオベエ
声-一条和矢
19歳。
髪やアゴの形等で「ある意味一番変化した」とも称される。
おじゃる丸を「キミ」と呼ぶ、容姿に似合った澄んだイケボになっている等々、総じて爽やかなイケメンな印象になっている。彼に一体何があったでゴンスか?……
服装が似ている点から、世話になっていたトミーの影響によるものと推測もできる。
語尾の「ゴンス」はそのままである。
「その言葉が君の口から出るのも今日で最後だでゴンス!」
アカネ
声-南央美
18歳。
口調はほとんど同じだが、スタイルの良さやハイヒールも相まって、とにかくセクシーな姉御となっている。
「今日のアタイたちは、ちょ~っとばかし違うんだよ」
キスケ
声-うえだゆうじ
17歳。(3人の中で唯一リアル17)
「だぜ」と「ピィ」の口調が合わさり、全体的に気だるげかつワイルドな印象で、今までにない強気さ、余裕さがよく滲み出ている。
5歳のころはツリ目だったが、今はたれ目となっている。
「腰抜かすんじゃないぜっピィ」
まさかの実写化
そして、それから次の年の20周年。おじゃる17を原案に、
「おじゃる丸スペシャル アニメじゃないでおじゃる?」と題して実写化された。
主演はモデルのゆうたろう。
派生エピソード
この成功に気を良くしたのか、公式は2022年で上記にも触れられたTVSPが放送され、このエピソードでは田村カズマや金ちゃん、石清水くんや小町ちゃんが17化(CVは全員そのまま)した。
更に翌2023年では星野を成長させた『星野17(CV:山崎郁三郎)』を、おじゃる丸の家庭教師である赤紫式部が執筆した作品『おじゃる源氏』シリーズが始まり、特に後者は……
- オカメ姫を成長させた(ような)『オカメの君』
- カズマ17をモチーフに公式女体化させた『かずまの上』
- アオベエモチーフの『アオの中将』(しかも本来の頭身でも17仕様も)
- 顔面以外そのままの『うすいのさちよどころ』
- 石清水くん17モチーフの『石頭』
- エンマ大王を17世界線にリデザイン(?)した『エンマ帝』
- 乙女先生そのものの乙女壺
- 小町ちゃん17モチーフの小町の上
- 世界観に合わせて擬人化した(偶然だと思われるがこの人にしか見えない)電ボ・式神蛍
- タナカヨシコをモチーフにしたもったいない屋(CV:園崎未恵)
……等々も登場した。
また、2024年でも『おじゃる源氏』シリーズが続投しているが、今度は『陰陽師』をモチーフにしたような異能バトルもの にスイッチし、それに合わせてか狂言回しに冷徹斎星月モチーフの謎の占い師が登場・暗躍(?)するようになる。
尚、2024年5月20日に初放送の『赤紫式部 スランプになる』にて、同年のおじゃる源氏シリーズの着想を得る降りが判明した。
関連イラスト
関連タグ
おじゃる丸 坂ノ上おじゃる丸 子鬼トリオ おじゃる源氏(げんじ)
星野セブンティーン:同じく公式が最大手。
ジジらセブンティーン:爺さま方達の若い頃の話。