「………悪ィな。おれのズボンがアイス食っちまった」
「次ァ5段を買うといい」
概要
ローグタウンでのスモーカーの台詞。なんてことない日常の一幕でありながら粋な振舞いとして今も語られている。
また連載当時では素行の悪い将校が目立つ中、海軍は一般人の味方であり好感の持てる人物もいることを改めて印象付けるエピソードとなっている。
経緯
海賊達が起こした騒ぎを聞きつけて死刑台の広場に向かっていたスモーカー。そんな中で前方不注意なアイスを持った少女が走ってきてスモーカーにぶつかる。
厳ついスモーカーのズボンがアイスで汚れたことで少女の父親は焦り、少女自身も叱られるのではと怯えるもののスモーカーはかがんで目線を合わせる。そこで上記の優しい言葉を投げかけてお金を渡したことで少女の笑顔は守られるのであった。
余談
ミーム
こちらはスモーカーの優しさが光る名場面であるだけに認知度が高く、ミームとして利用されることも多い。
スモーカーと少女の掛け合いの中身を変えたり、全くの別人同士でこの掛け合いのフォーマットが活用されたりとその種類は様々。
ぶつかった理由
またミームの中には何故スモーカーにアイスがぶつかったのかを考察するものもある。
スモーカーが持つモクモクの実の能力は自然系という分類に属し、身体を自然物そのものに変化させ物理攻撃をすり抜けることができる。
特殊な『覇気』を伴わない攻撃は全て自動的に無効化されるはずなのにアイスをぶつけられたため「ユウは覇気使いなのでは?」などとネタ混じりに考察されている。
- 説1:ユウは高度な見聞色の使い手で未来を読み取りさらに他人の人間性と行動を読み取れる実力者だった。算段としてスモーカーの根は優しい人物であり自分はか弱い子供、軽めの武装色をスモーカーにぶつけてアイスクリームをダメにすれば元値より多くのベリーを獲得できる確証がユウにはあった…という説。
- 説2:ロギアは常時すり抜けるのではなく、自分で意図すればロギアの能力を制御できる説。詳しくは自然系のページを参照。
- 説3:塩入りのアイスであり塩が弱点という説。
- 説4:アイスは常温下で溶けたら水となるため水分が弱点という説。
- 説5:気体は冷気によって凝固して液体・固体になるため、同じく気体に変化できるモクモクの実は冷気が弱点という説。(後に極寒のパンクハザードでも普通に能力を使っていたことから可能性は低い)
- 説6:ユウが持っていたアイスクリームはワノ国からの輸入品であり粉末状の海楼石が紛れ混んでいたため衝突した。何故ワノ国なのかは「海楼石はワノ国でしか精製できない」ためという説。
- 説7:スモーカーがわざとぶつかった説。
- 説8:覇気登場時期に比べてもスモーカー(初ロギア系)の登場は結構序盤だったため、ロギアの能力が解明されてなかった説。
- その他:一般人の前では能力をあまり見せたがらない説、衣服は能力と同化しない説、スモーカーが不意討ちを食らった説等…