お前が始めた戦争だろうが!!
おまえがはじめたせんそうだろうが
前回第5話にてヒロイン・天使ヶ原桜の処遇をめぐって対決した左門召介とネビロスであったが、今回も引き続き問題を起こす。
とある日の学校の昼休み中、ネビロスは左門の下へ予告状を送り付けた。
内容は、
そしてネビロスが放った悪魔の刺客を左門が軽やかに避けた結果、なんと桜を誤爆してしまうことになる。
悪魔の正体はシェイプシフタ。
取り憑いた相手とソックリな外見に擬態し、本人とは真逆の言動をまき散らす変身悪魔であった。
案の定、桜とソックリに変身したシェイプシフタに、桜を昼食に誘いに来た彼女の親友・嬉村笑美が間違って話しかけてしまう。これが悲劇（）の始まりであった……。
笑美「おっ！ てっしー、昼飯いかねー？」
シェ「誰だよ、気安く話しかけんな貧乳」
笑美「おゥッ……」
普段は天使と渾名されるほどの人格者であった桜（に擬態した偽者）から暴言を吐かれ硬直する笑美。彼女がうつむいている間に偽者は逃亡してしまい、その場に駆けつけた桜は必死の言い訳を始める。
桜「え、笑美！ ええと今のは……」
笑美「お前は……」
桜「え？」
笑美「じゃあお前は巨乳だってのか!? ああ!?」
桜（存外キレてる!!）
なんと笑美さんは桜のキャラ崩壊に対するツッコミよりも、自身のコンプレックスを刺激されたことのほうがショックであったようだ。
ちなみに桜は貧ｎ……もとい笑美さんよりも十分にグラマーな体型をしており、笑美さんにとっては日頃から葛藤の元だったのではないだろうか……？
何はともあれ、桜本人にとっては濡れ衣でしかないので、釈明は継続される。
桜「え、笑美。それ言ったの私じゃなくて……」
笑美「あん!? だったら誰だよ。お前が始めた戦争だろうが!!」
桜「お、大げさだよ」
笑美「胸の小せぇ女が大きなこと言うなってか。言うじゃねえかてめぇ」
ヒートアップし過ぎて一方的な会話のドッジボール状態と化してきたために、桜は「会話にならねぇ」と匙を投げ、キレちらかす親友を放り出して左門と共にシェイプシフタ捕獲へと動き出すのであった。
ちなみに、桜に化けたシェイプシフタが学校中で放送禁止用語や「雁首並べて気持ち悪いんだよダニども」等の大暴言を連発した為に一時はパニックが起こったが、逆に日頃の桜の言動とあまりにかけ離れた言動ばかりであったために、事件後には「集団ヒステリー」や「プラズマ的なアレ」と解釈され、桜本人の評判に影響が出ることはなかったとさ。
