概要
江戸時代に売られていた、化物を題材にしたカルタの絵札に描かれる妖怪。
ゲジゲジは特に人に害を及ぼす虫ではないのに、たくさんの長い足で素早く歩き回る様子が、百足や蜘蛛と同じように不気味であると感じる者が多かった。
またゲジゲジが餌とするのは家屋内に棲む、これまた嫌われ者のゴキブリであるために人目に触れる身近な存在であったので、こういった化物画の題材となったのである。
姿の不気味さのみで考案され描かれたキャラクターであるので、それ以上の設定や物語は知られていない。
創作での扱い
- 水木しげる作品
妖怪画の「百足」にこの化物画を元にした絵が使用された。