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概要編集

アイドルマスターシンデレラガールズ』に登場するアイドル、松尾千鶴決めポーズのひとつ。初出は彼女の3種類目のカードである[不器用少女]の特訓前。


両手の親指同士・それ以外の指同士をそれぞれ合わせてハートマーク(❤)を形作り、胸元やや高めの位置で掲げる。このとき親指同士がハートマークの下側の尖った部分(以下「心尖部」)、それ以外の指同士が上側の凹んだ部分(以下「心基部」)を象っている。要するにごく一般的なハートサインである。様々な派生型も存在するが、それらについては後述する。


松尾千鶴は内心では「かわいいアイドル」に憧れているものの、自身の本心に素直になれない不器用な性格のアイドルであった。そんな彼女が、プロデューサーや他のアイドルのいない所で練習していた決めポーズがこの「ちーちゃんラブリービーム」である。彼女の秘めたる願望を象徴する技であるとも言える。


前史編集

松原誕

手でハートを作るポーズはアイドルの決めポーズとしては定番であり、『シンデレラガールズ』でも多くのアイドルが同種のポーズを取っている。「ちーちゃんラブリービーム」以前にも松原早耶が2011年11月登場の無印R特訓前で、小日向美穂が2013年1月登場の[CDデビュー]特訓後でほぼ同様のポーズを取っていることが知られているが、これらのポーズには固有の技名は確認できない。


1時間お絵描き会「ドレスアップ」

2012年1月には[瑠璃の歌姫]如月千早が登場。髪をふたつに結び、赤面しつつも「ちーにゃんラブリービーム」を披露した。ポーズの一致に加えて技名も僅かに一文字違いであることから「ちーちゃんラブリービーム」の直接の原型ではないかと有力視されている。ハートサインの中心に浮かぶハート形の光はCGだろうか。

詳しくはツインテ千早およびニコニコ大百科の単語記事を参照。


マジでふっきれる5秒前

2013年5月の[ネガティヴ少女]では森久保乃々「らぶりーはーとびーむ」を披露。「ちーちゃんラブリービーム」とは僅かに異なり、心基部を両手の人差し指のみで象っている。この時に乃々の作ったハートサインの中心には「ひび割れたハート(💔)の形をした光」のような何かが浮かんでいる。千早の時とは異なり実際のライブ風景に見えるのだが、小道具か特殊効果か幻覚か、はたまた本当にビームを撃っているのか、真相は森の中。


初披露編集

【モバマスカード】松尾千鶴

2013年6月30日、「アイドルLIVEツアーinバリ島」のオレンジメダルチャンス報酬として[不器用少女]が登場。同時に「ちーちゃんラブリービーム」も初めて登場した。


同カードの特訓前は、松尾千鶴が密かに「ちーちゃんラブリービーム」の練習をしているシーン。ハートの角度を細かく調整するなど、熱心に練習しているところをPに目撃されてしまい、大きく取り乱す。この際、なんとか誤魔化そうと咄嗟に発した言い訳(ハートではなく)のぞき穴、です!」は今でも語り草となっている。


松尾千鶴の心の内に隠されたアイドルへの憧れや、アイドルらしくなるために自ら研鑽を積む勉強熱心な一面が垣間見える重要なエピソードである。その後も彼女がアイドルとして成長していく過程に合わせて、「ちーちゃんラブリービーム」はたびたび再登場することとなる。


なお、練習中の松尾千鶴が「これがアイドルらしさ…?」と呟いていることから、何か他のポーズを参考にしながら練習していたものと推察される。真っ先に思い出されるのはやはり前述の「ちーにゃんラブリービーム」だが、明確な言及があるわけではなく、詳細は不明。


きらきらモデル編集

しゅがーはぁと

2014年2月、お仕事エリア「長野」のエリアボスとして佐藤心が初登場。無印Rにて「シュガシュガ☆ハァトビーム☆」と技名らしきセリフを発したが、具体的にどういった技なのかは不明であった。


同年9月、イベント「目指せきらきらモデル アイドルチャレンジ」に佐藤心と松尾千鶴が出演。同時にイベント報酬として登場した[ネクストスターI.C]では佐藤心が「セクスィー☆はぁとビーム☆」を決めている。形状としては親指と人差し指による「らぶりーはーとびーむ」型で、余った左右3本ずつの指を羽のように広げているのが特徴的。


このイベントが初共演となった松尾千鶴と佐藤心は、正反対とも言える性格の差や感情のすれ違いからギスギスとした関係に陥る。明るく奇抜な心の言動に対して千鶴は冷淡な反応を繰り返すが、その中には「私にラブリービームは効きませんよ」というセリフもあった。


更に、2人の衝突が最も深刻化するイベント半ばの団結演出では、松尾千鶴の立ち絵に[不器用少女]特訓前が使用され、演出自体も松尾千鶴が1人で「ラブリーなポーズ」を練習している場面からスタートする。これを心に目撃されたことで、2人の食い違いは遂に激しい口論へと発展してしまう。


同イベントに関する詳細はちづしんを参照。


ラブリーメイド編集

デレマス詰め

2015年8月に登場した[ラブリーメイド関裕美「ひろみんラブリービーム」を披露。親指と人差し指を合わせるタイプだが、残りの指は人差し指に揃えられており、「ちーちゃんラブリービーム」と「らぶりーはーとびーむ」の中間のようなスタイルである。手の位置は鳩尾辺りで、まだ少し控えめな印象を受ける。


この「ひろみんラブリービーム」は、同時に登場した[ラブリーメイド]松尾千鶴から直々に伝授された技であることが思い出エピソードで語られている。これまでは他人から隠れて練習していたポーズを人に教えるという、彼女の大きな成長を窺わせるエピソードである。


季節の風を感じて編集

2018年末から翌年にかけて登場した7人の新アイドルは、ラブリービーム界にも新たな風を吹き込んだ。2019年4月に登場した[O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!]久川颯原宿観光記念撮影にてハートサインを披露。心基部を人差し指、心尖部を中指で象るという、これまでの各種ラブリービームとは全く異なるスタイルであった。


松尾千鶴

同年10月、松尾千鶴にとってデレステ初の描き下ろしカードとなる[季節の風を感じて]が登場。屋外ファッションショーのランウェイでラブリービームを披露した(ただし技名は言及なし)。[不器用少女]のポーズとはがらりと変わり、前述した久川颯のハートサインと同じ形になっている。旧「ラブリービーム」に比べると指の形を作るのにコツが必要だが、これも熱心に練習して習得したのだろうと想像すると微笑ましい。


きらめきの幕開け編集

きらめきの幕開け

2020年3月に登場した[きらめきの幕開け]ではポーズ自体は見られないものの、LIVEステージの上から観客席に向けてラブリービームを放つセリフがある。撃った後に少し照れてはいるが、ライブ中でも自信を持ってポーズを決められるようになったようだ。


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