はざ掛け

はざがけ

稲穂を乾燥させる工程のひとつ。

概要

収穫した稲穂を食いに掛けて乾燥させる工程。

地域差が存在し、十字型に組んだ杭（剣みたいな比率）に積んでみの虫のような形にするタイプと、物干し竿のような長い杭に掛けて干すタイプがある。みの虫型の場合は1週間くらい干してから上下を入れ変えて下の稲穂を干し直す「藁返し」を行い、藁返しでは根元側を突き出すように干す。

　

手間と時間がかかるので、機械化の進んだ昨今ではなかなか見かけない工法だが、その分風味が増して美味しいという意見も多い。