概要
南斗鳳凰拳の伝承者サウザーが、主人公ケンシロウとの決戦時に放った台詞。
聖帝十字陵でのケンシロウとの闘いにおいて、サウザーは「帝王の肉体」と称する、心臓と秘孔が常人とは表裏逆位置にある特異体質を見破られ、さらには最終奥義である「天翔十字鳳」を繰り出したものの、闘気によって相手に触れることなく秘孔を突くケンシロウの北斗神拳奥義「天破活殺」を食らい、脚の動きを封じられ、勝負は決したかに見えた。
それでもサウザーは、帝王としての意地とプライドから
「おれは聖帝サウザー!!南斗六星の帝王!!
ひ・・・退かぬ!!媚びぬ省みぬ!! 帝王に逃走はないのだ―――!!」
と叫び、両腕をバネに再び跳躍しケンシロウに飛びかかるが、
最期はケンシロウの「北斗有情猛翔破」によって敗れ、ケンシロウの言葉でかつて師の与えてくれた「ぬくもり」を思い出しながら果てる。
南斗最強の拳士としての自信と誇りから、最期まで前進制圧の姿勢を貫いた彼を体現した言葉とも言える。
その語呂の良さもあってか、作中でもとくに有名な台詞のひとつである。
また、何かと汎用性も高いためか、ネット上でも一部改変されつつもコメントなどに引用されることがある。
(ただし使い方によってはただのワガママや駄々っ子になりかねないので使用時には注意)
pixivではサウザー関連のイラストや、彼の台詞を引用したイラストおよび漫画作品などにこのタグが使用されている。
「審判の双蒼星拳豪列伝」において
AC北斗の拳「審判の双蒼星拳豪列伝」では、極星十字拳系の必殺技の名前に使われており、「否退」「否媚」「下段否媚」「否省」がこれらに当たる。否退→(上段・下段)否媚→否省はセリフ通り、順に繋げることが可能。