概要
『ぺんぎんくんwars』はUPLが1985年に販売したアーケードゲーム。
「ドジボール」という架空の競技のトーナメント戦を行うゲームで、プレイヤーは「ぺんぎんくん」となって、テーブルコートを挟んだ相手と60秒間ボールを投げ合う。
それぞれ持ち球は5球。タイムアップまでに相手よりも多くの球を相手側に送り込むか、時間内に10個全てのボールを相手側に送り込むと1セット獲得し、2セット先取で勝利となる。
球を相手にぶつければ、相手は3秒ほど硬直する(逆に自分がぶつけられれば自分が硬直する)。
BGMは80年代アイドル石川秀美(現・薬丸裕英夫人)のシングル曲「もっと接近しましょ」で、ちゃんと使用許可を得ている。
アスキーにより1985年にMSXとファミリーコンピュータ、1986年にPC-8801とFM-7、MZ-2500に、1990年にゲームボーイに移植されている。
続編
1988年に『ぺんぎんくんWARS 2』がアスキーよりMSX2用として発売されている。
基本は変わらないが内容がストーリー仕立てになっており、キャラを従来の「ぺんぎんくん」か、ピンク色の「ぺんぴーちゃん」の中から選ぶ。
プレイ動画
2017年 リメイク版
2017年9月21日に『ぺんぎんくんギラギラWARS』がNintendo Switch用の配信ゲームとして「株式会社シティコネクション」より販売されている。
ルールは若干変更されており、タイムアップまでに相手よりも多くの球を相手コートに送り込むと1セット獲得になるのはそのままだが、10個全てのボールを相手側に送り込んでも勝利にはならない。
しかし、プレイヤーと敵に体力ゲージが新たに設けられており、10個全てのボールを相手側に送り込むと相手体力を大幅に削れ、また相手にボールを当てても体力を削れるので、それをゼロにすれば1セット獲得になる。
また、ゲームを進めるとプレイアブルキャラが増える。更にマイキャラのステイタスの変更や、ショップでの必殺技の購入などが可能である。
BGMは前作よりも大幅に増えており、「もっと接近しましょ」もクラブジャズアレンジされて使用されている。
同年12月にDLC用キャラとして「へべれけ」のキャラが追加されている。