解説
『SPY×FAMILY』の登場人物、アーニャ・フォージャーの浮かべた表情。
アーニャは父ロイドの数々の工作と苦労の甲斐あって、名門イーデン校に合格。「オペレーション・ストリクス」の標的ドノバン・デズモンドに接近すべく、その息子ダミアンとアーニャを仲良くさせるというロイドの目論みによるものだったが、仲良くどころかアーニャは入学早々、高慢なダミアンに絡まれる。
アーニャはキレかかりながらも、母ヨルの「ちょっとした意地悪くらいなら笑って流せるのがカッコイイお姉さんですよ。それに笑顔でいればケンカなんて起きないものです」という教えを思い出し、アーニャ本人からしてみれば「大丈夫。アーニャ全然気にしてない」という意味である精一杯の笑顔で受け流そうとしたに過ぎないので別にダミアンをバカにするような意図は一切ない。
しかしその表情たるや、メイン画像のように目を細めつつ「フッ」と鼻で笑っているという、どう見ても相手を見下して小馬鹿にしているとしか思えない挑発的な笑顔であった。
当然ながらダミアンは怒り心頭。しかしベッキー・ブラックベルは「大人の余裕」と絶賛し、アーニャも調子に乗って再びこの顔でダミアンを見たため、ダミアンとの仲はこじれる一方になる。
そしてその後、ダミアンから「てめーはこれからいじめにいじめ抜いてやるからな」と詰め寄られた結果、堪忍袋の尾が切れたアーニャはダミアンをぶん殴るという暴挙に出てしまうのであった…。
だいぶ後になってからダミアンもこの表情を真似している。
pixiv上ではアーニャ本人は勿論、他作品のキャラクターにこの表情をさせるイラスト等も多く投稿されている。
名称について
原作には「よゆうのえみ」という名称は付けられておらず、この表情が初めて出てきたMISSON7でも「フッ」「大人の余裕」程度。
ちなみに一部のグッズ(ねんどろいど、ハグコット)には「よゆうのえみ」の名前が使われているものがある。
だがこの手のワードにしては起源が曖昧になっており、「公式での使用事例がないわけではないが非公式寄り」という微妙な位置で、ユーザー発祥なのか公式発祥なのかはっきりしておらず、本記事(記事作成日は2022年4月23日)やSNSや動画サイト、まとめサイトなどで使われていた言葉を見たアニメファンの間で浸透したものだと思われる。
(ニコニコ大百科でも当初は「フッ」で作成されていたが、本記事を鑑みて後に「よゆうのえみ」に改められた。)
そのため漢字表記にした「余裕の笑み」(オリコンニュース)の他にも「ニヤケ顔」(スナップカード、ナッツボン、ちょこのっこフィギュア)「アーニャの変顔」(SPY×FAMILY展のポーチ)「ニヤリ顔」(大カットステッカー、ぬーどるストッパーフィギュア)「フッ」(クリアマスコット、缶バッジコレクション、アーニャがいっぱいマスコット、S.H.Figuarts)「例の顔」「アーニャスマイル」等便宜上の呼称が多くあり、時期・媒体などによってバラバラである。
注意
これはLINEスタンプにもなっているので、相手を選んで送らないと不快な気持ちにさせてしまうので注意しましょう。
関連イラスト
アーニャ
ダミアン(原作26話で披露)
他作品関連
最新のプリキュアがキャストが発表された当日(2024年1月7日)に中の人繋がりで早速こうなった。