概要
青き珠の勇者。青銅の年赤の月竜の日生まれの16歳。一人称はオイラ。
青き珠を守る神々の血筋グロウ族の末裔で、オルテガの息子。
人物
いかにも主人公らしい、ざっくばらんでさっぱりした性格の少年。要所要所では顔芸や喜怒哀楽が豊かだったりする。
盲目的にティアラに好意を抱いており、周囲の女性に対して意識することはなく、デイジィの想いにも気付かないが、思春期の少年らしく、温泉の女湯には興味を示していた。
不慮の事故でデイジィの露出した胸を見てしまった時はパニックに陥っており、女性の肌を触らないように気を付けており、ヤナックほどオープンスケベではないようである。
父・オルテガがジキドにやられた時の男泣きは弟を失った時のデイジィに負けず劣らずかわいらしい。
赤き球は直線状に光るが、青き球は放射線状に光る(神殿では直線状に光ることも)。
決め台詞は、次回予告で言う「ドラクエするぜ!」。
経歴
アリアハンの村の漁師であったが、魔導師ムーアに拐われたティアラを救うため、モコモコと共にバラモス打倒の旅に出る。最初は力不足であり、戦力差がある戦いへ無謀に突撃するなど蛮勇が目立ったが、戦いを重ねるに連れて徐々に力を付け、防具や武器が強化され、大勇者へと成長する。
第一部は上半身裸のワイルドな容姿だったが、第二部では水色のチュニックと赤いマントを着けている。
担当声優
小話
OP画面の「LEBEL」は「LEVEL」の誤植ではなく、「ABEL」と掛けたかばん語である説がある。
グロウ族とボーン族は、生(育てる、生まれる)と死(愚老、骨)の両方を連想させる単語である。
鳥山明の設定画でのみ、額(素肌)に青い宝石が埋め込まれている(ティアラも同様)。
大勇者に変身した後のロトのよろいは若干SF風で、原作とは異なるデザインとなっている。
ティアラとは異なり、アニメ版でも初期設定通りの褐色肌になったが、同人誌のモノクロ原稿では肌にトーンを貼られることは少なく、ファンには自黒・日焼け肌のように描かれやすい。
演じる声優と羽かぶとと青のよろいに赤いマントと容姿、年齢、キャラデザから、別のキャラクターが思い浮かぶ人は多く、古谷徹氏の演じるキャラにしては、欠点が描かれたり脇役に人気を取られたりせず、恋愛運があったほうである(ただし「顔を何度もぶたれる」「第一部が打ち切られて主人公が一旦死ぬ」「問題行動の多い彼女に振り回される」というジンクスは抑えている)。
鳥山明のキャラデザが上手かったこと、脇役が三枚目やおじさんやモンスターだらけであったこと、デイジィが当て馬に徹していて恋愛面での欠点が描かれなかったこと、女性受けする要素が多いトビー(『ドラゴンクエストⅥ』の主人公になる予定だった人物のモデル)の出番が少なかったことも、主人公らしさを損なわなかった要因であろう。