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解説

主人公の父親であり、アリアハンが誇る勇者バラモス討伐のため世界を旅していたが、ネクロゴンド火山における魔物との死闘を最後に消息を絶つ。主人公が物心つく前に旅立った為、主人公は父の記憶をほとんど持っていない。

後に大けがをし、記憶を失いながらも、異世界であるアレフガルドで生き延びていたことが判明。

そこで大魔王ゾーマの存在を知り、一人ゾーマの城に乗り込むが、キングヒドラとの一騎打ちに敗れ絶命(ファミリーコンピュータ版のみ『かつにはかったが どうやら さいごのちからをつかいはたしたらしい』という専用セリフが用意されているものの、理論上チートなしにオルテガが勝つことはできず、セリフから分かる通りどちらにせよ死んでしまう)。その様を息子(娘)に目撃されていたが、目をやられていたため自分を看取った者の正体を知らずにこの世を去ったが、HD-2D版では息子(娘)が自分(父)の死に悲しむ暇がなく、そのままゾーマ討伐へと向かうというシーンが描かれた。

成長した息子に看取られ最期を迎える描写は『ドラゴンクエストⅢ』のシナリオ上きわめて重要なシーンだが、リメイク後の『ドラゴンクエストⅢ』では本編クリア後にオルテガを復活させる手段が追加されている。

ドラゴンクエスト モンスターバトルロード ビクトリー』における「宿王誕生」(DLCのSPカード「やまびこのさとり」によるとどめの一撃)のエフェクトではキングヒドラ戦の直後にアッサリ蘇生している。

なお『小説 ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』ではキングヒドラを含むゾーマ八魔将のうち四体までを討ち取っているが、小説版オリジナルキャラクターであるチコに倒されている(オルテガを火山の火口に突き落としたのも彼女)。またカンダタとも面識があったことになっている。

勇者と褒め称えられているが彼が勇者と呼ばれるようになった過去の実績は不明。

容姿について

ファミリーコンピュータ版

海外版

グラフィックは、ファミリーコンピュータ版のエリミネーターの色違い、スーパーファミコン版以降の軽装のダンディな斧使い(『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』ではこちらの姿に近いデザインとなっており、以降の作品の『星のドラゴンクエスト』や『ドラゴンクエストライバルズエース』もこの姿に準じている)、海外版『ドラゴンクエストⅢ』にのみ登場する、鎧を着込んだ剣士の3パターンが存在する。

開発初期のデザインはリメイク後のような姿であったが、FC版の覆面マントにパンツ一丁のインパクトが強く、後年も(公式を含め)度々ネタにされている。ちなみにFC版における戦闘時以外のグラフィックは「あらくれ」の流用。容量削減のためとはいえ、ほかに選択肢もあるだろうに…また、SFC版のROM自体には覆面パンツマスクのグラフィックも入っていたりする。

ちなみに、『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』には、FC版と同デザインの「オルテ『』」というモンスターも登場する。

担当声優・俳優

俳優

  • 柳瀬大輔:舞台『ドラゴンクエスト ライブスペクタクルツアー』

余談

なお、勇者の血縁者かつ自身も勇者だと断言されているのは、2021年現在でも彼だけである(『ドラゴンクエストⅡ』の二人の王子王女及びその親はあくまで『勇者の子孫』、『ドラゴンクエストⅤ』のグランバニア王は魔性の者であるため)。

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