概要
アメリカ合衆国全土を統括する最高裁判所であり、アメリカ合衆国憲法を根拠にして設置されている。
判事は9人であり、任期はなく、一度判事になると自らの希望で引退するか弾劾(これが行われたことはない)されない限り終身で判事を務めることとなる。
アメリカの法律と社会に非常に強い影響力を持っており、判事が終身で身分が保障されていることもあって、高い頻度で政府や州が制定した法律に違憲無効判決を出す。
そのため、裁判所が政府の役割をも担う「司法積極主義」ともいわれる。
表現の自由を支持する傾向にあり、絵やCGで作られ、被害者がいないバーチャル児童ポルノの規制に違憲無効判決を出したり、暴力的ゲームやヘイトスピーチ規制にも違憲無効判決を出すなど、表現の内容を理由とした規制はほとんど認めていない。
判例
- R.A.V.対セントポール市裁判(1992年)
- アシュクロフト対表現の自由連合裁判(2002年)