概要
「イナズマイレブンオリオンの刻印」に登場した組織、あるいは概念の呼び名。基本的にはオリオン財団を打倒するために結成された革命軍のことを指し、記事ではこちらについて記述する。活動は大人である新条を中心として活動しているようで、おそらく革命軍の創始者も彼である。途中で加入したフロイは影響力こそ大きかったが、具体的に革命軍として行った活動はマリクの勧誘程度だった。また、「アルテミスの矢」という名前はあまり頻繁に登場しているわけではなく、フロイが作中で「僕らはオリオンを射る『アルテミスの矢』になって、その闇に染まった心臓を射抜くんだ」と発言したことからそう呼ばれているだけである。この発言から、アルテミスの矢という言葉は「オリオンを倒す力」の概念を指すこともある。
革命軍に含まれるメンバー
オリオンに対する革命という目的の都合上、革命軍のメンバーは基本的には元々オリオン内部にいた人間である。
革命軍のおそらく創始者、オリオンを倒すために最も精力的に動いていた。立場上本人が目立った動きをできないため、基本的にはメンバ-に指示を出す立場にあった。
「アルテミスの矢」の名付け親。彼は必ずこの概念の中に含まれる。
フロイに勧誘され革命軍の一員となった。後に新条の指示で、フランス代表の食中毒事件の調査などを行っている。
フロイがオリオンに反旗を翻す以前から革命軍の一員だった。
かなり初期の段階から新条の協力者だった。新条と行動を共にしていることもあり革命軍の中では中核を担う存在の1人であるようだが、革命軍の他のメンバーとの関わりがあったかどうかは不明。
革命軍への所属が確定しているメンバーはここまでである。これ以降は基本的に革命軍には含まれないが広義では革命軍側と言えるメンバーについて記述する。
既にオリオンの敵であるイナズマジャパンの一員であったため革命軍のメンバーではなかったと思われるが、フロイとの関わりが深い。作中でも幾度か会合をしており、フロイからベルナルドへの直談判の際にも同行した。
フロイと共にフィールドを去るという形でオリオンへ反旗を翻す意思を表明した。しかしそれ以降の登場がほとんどなく、目立ってオリオンに反する意思を見せたのはそのときと、世界代表戦に立候補したときだけだった。
対日本戦では反則行為を主導したほか、前述のヴィクトールと違い世界代表戦への立候補もしておらず、行動としては完全にオリオン側の人間。しかし彼は当初からベルナルドの指示に従うことに強い抵抗感を覚えていた。オリオンに反する行動をしたのは決勝戦で反則行為を行わなかったことくらいだが、フロイとヴィクトールのいないチーム内ではそれなりの影響力を持っていたと思われるため、フロイと「和解」した後の他のチームメイトの説得には彼が関わっていた可能性が高い。
上記5人を除くパーフェクトスパークのメンバーはユーリほど苦悩する描写もなくベルナルドの指示に従っていたが、決勝戦までにはオリオンのサッカーを拒絶することができるようになっていた。少なくともオリオンに喜んで従っているわけではなかったらしい。
彼以下オーレ・デ・サンバのメンバーも当初はベルナルドに従っていたが、イナズマジャパンとの試合を経てオリオンのサッカーを否定するようになった。しかしそもそもの登場が物語の終盤だったため、主立ってオリオンに逆らう行動を取ったのは対日本戦の途中で反則行為を放棄したことと、アルトゥールが世界代表として出場したことくらいである。
余談
・フロイがこの言葉を最初に使った際にその場にいたメンバー(フロイ、マリク、明日人)はアルテミス組と呼ばれている。この呼び方の中にはルース・カシムは含まれていない。
・アニメージュ2019年11月号によれば、当初は世界代表の名称が「アルテミスの矢」となる予定だったらしい。しかしそれではあまりに直球なネーミングだということで結局は「チョウキンウンズ」に落ち着いたとのこと。