概要
アローンインザダーク(Alone in the Dark)とは、フランスのゲーム会社「Infogrames Entertainment」が制作したサバイバルホラーゲームを起点とするシリーズ作品。
初期のバイオハザードシリーズに使われていた『3Dモデリングのキャラクターと手書きの背景を組み合わせたアドベンチャーゲーム』の元祖とされている。
また、第1作に限ればクトゥルフ神話を題材したホラーゲームとしても知られている。
シリーズ
Alone in the Dark
1924年のルイジアナ州にあるデルセト屋敷にて、不審死を遂げた芸術家ジェレミー・ハートウッドの姪ミリー・ハートウッドと私立探偵のエドワード・カーンビーが怪異の渦巻く館の調査に向かう。
Jack in the Dark
「Alone in the Dark 2」の予約者に配られた配布ゲーム。
8歳の少女グレース・ソーンダースを操り、ハロウィンの夜に迷い込んだ玩具店を調査する。
Alone in the Dark 2 -Jack Is Back-
1993年発売。MS-DOSにPC-98・3DO・Macがプラットホーム。
プレイステーションとセガサターンはタイトルが「Alone in the Dark -One-Eyed Jack's Revenge-」となり、キャラクターにテクスチャが貼られるなど演出が強化され、実質的なリメイク作となっている。
主人公は前作に引き続きエドワード・カーンビーだが、救出対象であるグレース・ソーンダースを操作する場面もある。
ストーリー
1924年12月25日、映画プロデューサーであるソーンダース夫妻の娘、グレースが攫われた。
夫妻に搜索を依頼された私立探偵テッド・ストライカーが調査に乗り出すも、誘拐犯のアジトに潜入後に消息を絶ってしまう。
テッド・ストライカーの友人である、エドワード・カーンビーはソーンダース夫妻から依頼を受け、テッドの足取りを辿りヘルズキッチンと呼ばれる屋敷にたどり着くのであった。
Alone in the Dark 3
1994年発売。MS-DOSとMac版が存在。
ストーリー
1926年、エドワード・カーンビーは2つの事件を解決したことからジャーナリストに『超自然的な私立探偵』と呼ばれていた。
今回、彼はカリフォルニア州のモハーヴェ砂漠にある虐殺渓谷の名前で知られたゴーストタウンで失踪した映画制作スタッフを調査するために呼ばれた。
行方不明になったスタッフの中にはエミリー・ハートウッドも含まれていた。
Alone In The Dark -The New Nightmare-
2001年発売。プラットホームはPlayStation、PlayStation2、ドリームキャスト、ゲームボーイカラー、Windows。
PC版は「アローン イン ザ ダーク ~新たなる悪夢~ 日本語版」のタイトルで発売された。
ストーリー
2001年、私立探偵エドワード・カーンビーの元に、シャドウ・アイランドにおいてオーベット・モートンとアビカニ族の銘板に関する調査を行なっていた親友のチャールズ・フィスクの訃報が届く。
親友を殺した相手を探し出すためにエドワード・カーンビーはシャドウ・アイランドに旅立つのであった
Alone In The Dark: Inferno
2008年に発売されたアタリ製作の作品。今までのTPS要素にFPS要素を詰め込んでいる。
ストーリー
2001年、主人公のエドワード・カーンビーが目覚めるところから物語は始まる。
わかるのは謎の黒服に自由を奪われていること、そしてもう一人パディントンと言う男が捕らわれていると言うことだ。
Alone In The Dark: Illumination
2015年にアタリから発売されたFPS。
その後にIPがTHQ Nordicに買収されたため、アタリがパブリッシュしたシリーズ最後のタイトルとなった。
Grace in the Dark(Alone in the Dark Prologue)
2023年に発売を予定しているリメイク作品の前日談を兼ねた体験版。
タイトルの「Alone」の上に手書きの「Grace」が追加されており、どちらとも読めるタイトルになっている。
11歳のグレイス・サンダースを操作してデルセト屋敷の怪異を体験するゲームで、実質的に「Jack in the Dark」のリメイクでもある。
旧作のグレース・ソーンダースに当たる人物と思われるが年齢などが変わっており謎が多い。
映画版
2005年にウーヴェ・ボル監督にって映画化。
2001年の「新たなる悪夢」を原作としている。
2008年に続編の「アローン・イン・ザ・ダークII」が公開されている。
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