概要
ゴールデンウィークに藤丸立香たちが過ごすことになる海洋油田基地セラフィックスの所長秘書の男性。いわゆる一般職員で、現地所長の秘書兼事務官をしていた模様。
裏面を経由してブレスト・バレー(管制室)に到達した主人公一行が見つけた最後の生存者。本来管制室は魔神柱が巣食っているが、とある原因で攻撃して来なかった為生存。魔神柱を退けた主人公一行と合流、教会に戻る。
自分より地位が低いとその人を覚えないタイプ。実際マーブルを忘れ、外でなんとか救援を呼ぼうとする彼女を死んだと思い込み、再会した時も瞬時で名前を呼べなかった。
なお、天体室の存在を知らないあたり、単なる普通の職員らしい(シナリオにおいて天体室がいるところを「不明の空洞と表現した」事があったので、おそらく実験の事を知らされてない油田基地としての事務方だろう)。
関連タグ
Fate/GrandOrder 深海電脳楽土SE.RA.PH
以下、イベントシナリオに関するネタバレがあります。
2030年までレイシフトしたセラフィックス、もといSE.RA.PHの中でセラピストに惑わされ、彼女を中心とした共依存団体を結成。それから彼女に誘導されたように、一人ひとりメンバーを処刑していく。そうして残存職員の中で職位が最高になった。
(セラフィックス内での職位が最高なだけで、外部の人間には在って無いようなものである)
実は極めて傲慢でプライドが高く強権的という、小物でクズな性格。
可能な限り他者へマウントを取り続ける事に異常な執着心を抱いており、現リーダーという己の立場に固執して、強引かつ穴だらけな理屈で他人を自分の支配下に置こうとする発言が非常に多い。
加えて、常に自らの保身と功名心しか考えず、自分の思い通りにいかないと周りに当たり散らす、少なくとも劇中においては褒める所が全くない無能ぶりが目立つ。
セラフィックスという職場の環境が相当に悪かったのもあるが、繰り上がりで分不応答な地位を得てしまった事で助長し、ヒラ時代には抑えていた醜い本性が最悪の形で爆発してしまっていた。
…奇跡が起きてカルデアに来れたとしても、その性格と無能さから爪弾きのような扱いをされる事は間違いないだろう。
主人公に救助された直後も管制室を調査しようとする主人公に早速「勝手なことをして自分に責任が及んだらどうする」と、的外れな抗議を行って主人公を妨害しようとし、自分勝手さとズレた危機感(危機管理能力の欠如)を露呈。
そもそも未だ生命の危険から脱せておらず、既に全滅に等しくどう見繕っても責任は逃れられない状態だったので、ガウェインからも「管轄外」とバッサリ切り捨てられた。
それでも最初のうちは主人公のことは「カルデアからのマスター兼救助者だから」と礼儀正しく接していたが、教会である程度安全が確保されると「責任は全て君が取るんだろう」と責任を押し付ける気満々なところを隠さなくなったりと、助けに来てくれた彼/彼女を程のいい駒として扱い始める。
が、ここでも結局無能さばかりが露呈して呆れられており、殆ど誰も聞いていないに等しい状況であった。
またアルターエゴへ非常に強い嫌悪感を表し、「アルターエゴをどうにか利用できないか思案していた」等と彼女たちの目の前で言い放ったり、メルトリリスが廃棄場『リジェクション・カーフ』に落ちた時も彼女やパッションリップが何度も脱出に協力している事にも拘らず「処理しなければならないあんな怪物を(こんなにあっさりに)処分できて良かった」の類の暴言を吐いている。
そして時は流れ、SE.RA.PHで行われた聖杯戦争も最終局面。
危機に陥ったメルトリリスを救いに行く主人公達に対し、見捨てて一刻も早く天体室に行く事を何度も強要。挙句の果てに功労の揉み消しの脅しを掛け、上記のような暴言まで吐いた事で、お人好しな主人公も遂に堪忍袋の緒が切れ、一方的に通信を切られてしまう。
人理修復の名誉など眼中にない彼/彼女にとってレッテルなぞ今更であり、見ず知らずの他人はおろか、裏切り者などでさえ簡単に見捨てない主人公が自分から愛想を尽かした唯一の人物となってしまった。
その反応に逆ギレしてマーブルに当たった後も一行を支配下に置く事を諦めず、前にも使用した事があるらしい薬物を使ってでも命令を聞かせようと考えた所、それまで大人しくしていたデトロイトのアーチャーがやってくる。
油断して薬物を取りに行かせようとするも、本来の使命である「セラフィックスで行われるシステム・アニムスフィアに関わる実験関係者の抹殺」を果たしに来た彼にあっさり銃殺されてしまった。
それにしても、一応は主人公についていたサーヴァントに毒を持ってこさせようと命令する辺りが命知らずが過ぎるレベルの浅はかさである。
なんというか、サスペンス物で犯人に殺される被害者の要素をこれでもかと言わんばかりに沢山詰め込まれたキャラであった。
漫画版では、所長と副所長を死に追いやった元凶ということが明かされており、所長からは死ぬ間際に憐れみの言葉をかけられていた。
真・関連タグ
ブライアン・アイアンズ:非常事態の中で最悪の本性を現し、惨たらしい死を迎えたキャラクター繋がり。
間桐慎二:醜悪な精神性を晒す・サーヴァントを道具扱い・桜顔のヒロインを侮辱する等の共通点を持っているが、こちらは曲がりなりにも「魔術の家柄かつ名門出身」で本人も魔術の才能は無くても「(完璧とは言い難いが)魔術の知識をしっかり持ち合わせている」という立ち位置におり、他にも歪んでいるなりに身内想いで主人公の友人・妹を持つ兄・学校でも非常にカーストが高く人気者など恵まれた環境にいる。さらに決定的なのが、上述通り魔術の才がないが、魔術以外のあらゆる才能を所有してるチート持ちで、ルートによっては執着してた魔術と縁を切り険悪な関係にあった妹とも和解するなど改心の余地まであったりする。ギャグネタにも適応出来たりファンからも愛嬌のあるクズとして親しまれている為、実態はベックマンのほうが慎二の足元にも及ばない存在という事になる。