アーマラー(STARWARS)
すたーうぉーずのあーまらー
SF映画「STARWARS」シリーズのスピンオフドラマ「マンダロリアン」に登場する女性マンダロリアン。
「アーマラー」というのは、彼女の職業である「アーマー職人」を示しているだけで、本名は不明。組織の戒律により劇中では一度も素顔を晒したことがないため、声と外見(正史においてはマンダロリアンのヘルメットのバイザーの形は男女で異なるため識別ができる)から女性であることしか判明していない。
その名前が示す通り、マンダロリアンたちにとってのアイデンティティであり生命線である装甲服を鍛造する職人であり、カルト的組織「チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ」の首領でもある。なお、特別な地位にあるためか、もふもふの毛皮を身につけている。
戒律を重んじるが、要らぬ不和は好まないようで、マンドーとパズ・ヴィズラが一触即発の状態になった際には仲間内で争うことの無益さを説いた。
その後、惑星ネヴァロに潜伏していた「ザ・ウォッチ」メンバーの大半を失うも辛くも生き延びた。なお、この際装甲服作成用の鍛冶道具のみで銃を構えたストームトルーパー数名をフルボッコにしている。あんたどこのエンジニアだよ。
その後season2での消息は不明だったが、実質的な続編である「ボバ・フェット」にて無事にネヴァロから脱出を果たし、「ザ・ウォッチ」再興を試みていることが語られた。
なお、この際人前でヘルメットを脱いだマンドーを「戒律を破ったから、貴方はもはやマンダロリアンではない」と告げ追放した。
- 彼女の正体について「『デス・ウォッチ』と繋がりの強い組織名」「女性」という二点から、忠実な「デス・ウォッチ」のメンバーながら、クローン戦争終盤以降行方がわからないルック・カストと同一人物ではないか?と推測するファンもいるが、真相は不明。
ここから先「マンダロリアン」season3のネタバレ注意
パズ・ヴィズラの息子、ラグナーを組織に迎える儀式の最中、大型爬虫類の襲撃を受けたところをマンドーに助けられるも、変わらず「戒律を破ったから、貴方はマンダロリアンではない」と拒絶。
しかし、彼が惑星マンダロアの鉱山の泉に浸かり贖罪を果たし、泉の水を証拠として持ち帰ったことを知ると教義に従い、彼を再びマンダロリアンと認め迎え入れた。
この際、同様に鉱山の泉に入ったボ=カターン・クライズも「贖罪は済んだ」として部族の一員に迎えている。
その後、ボ=カターンのリーダーシップを見るにつれ彼女の指導者としての器を認め、自らの率いる「ザ・ウォッチ」とボ=カターン率いる「ナイト・アウル」の協力関係構築を提案。ボ=カターンを旗頭に惑星マンダロア奪還を志すようになる。
しかし、その行動にはどこか含みがあるように見られ、以下の点からもファンから疑惑の目が向けられている。
- season1のネヴァロでの虐殺を彼女(とパズ・ヴィズラ)のみ生き残ったのはなぜ?
- マンドーたちがモフ・ギデオンの罠にかかった際、なぜ彼女はおりよく離れていた?
- 中の人がSNSで言った「いつでもウィングマンになるよ!」っていう文言の真意は?
これらのことに加え、season17のタイトルが"Spies"と複数形だったことから、「アーマラーはモフ・ギデオンのスパイなんじゃないか?」と推測するファンも多いが果たして...?
(なお、「1人目のスパイ」はギデオン腹心の部下である元帝国軍士官イライア・ケインであることが確定している)
...と散々話題になっていたが、最終回では特にディンたちを裏切ることなく共闘。
それどころか、彼女自身もジェットパックを装備して白兵戦に参加。ハンマーとレンチの二刀流で空中戦をするという離れ業をして見せた。
ちなみにもう1人の「スパイ候補」とされていた男性マンダロリアン"アックス"も結局裏切ることなく奮戦したため、「マンダロリアンの中にギデオンのスパイがいる」という推測は(ありがたいことに)裏切られる形となった。
最終的に、アーマラーはボ=カターンとともにマンダロアを統治することとなり、マンダロアにある大工房再稼働のセレモニーの際には、鍛造用の炉に火を灯す役割をボ=カターンに託している。
なお、第7話タイトル「The spies」の真意については
- 新共和国内部に潜伏している帝国の支持者はイライアのみならず多数いるんだから複数形にしたのではないか?
- spyとは斥候のことを指す場合があるので、惑星マンダロアに降り立ったディン達先遣隊のこともさしているのではないか?
といった考察がファンの間でなされている。