概要
体長9.8~13cm、体重50~90g。
特徴
その名の通り、魚を専門に食べるコウモリの仲間であり、長い後ろ脚に長い指や鋭い爪等、魚を捕るのに都合が良い形をしているのが特徴。大半のコウモリにとって後ろ脚は休息時に樹や岩壁からぶら下がるための補助的なもので全体的に貧弱であり、餌を確保する際は口で直接咥えるものがほとんどの中、本種はもっぱら後ろ脚を使って獲物を捕らえるという点でも非常に珍しい。
コウモリの大半は果実食か昆虫食であるため、食性という点でも特異である。ウオクイコウモリも祖先は昆虫を食べていたが、水面に落ちた昆虫を捕まえているうちに魚を捕るようになったと考えられている。体と同じぐらいの魚を捕えることもある。超音波の反響で水面の動きを探り、水面近くの魚の動きからその位置を感知している。