「ゼロ、お前がやるんだ!」
概要
ウルトラマンシリーズ45周年を記念したライブステージでテーマは『舞台でしか見られないゼロのもう一つの物語』。ゼロのもう一つの物語とあるようにパラレル設定のM78ワールドの地球を舞台としている。
東京、名古屋、大阪とで公演されており、公演地域によってゼロと一体化する青年が異なっている。
作品解説
光の国の新たな戦士、ウルトラマンゼロ。
彼はウルトラセブンの息子であり、戦闘能力はずば抜けて高かった。
だが、心はまだ未熟で本物のウルトラ戦士とは呼べなかった。
そして宇宙怪獣との戦いで、ゼロは力への過信からミスを犯し、父セブンを負傷させてしまう。
怒りと責任感から怪獣軍団を追うゼロ。セブンはそんなゼロを案じ、レオに自身に代わって息子を導いてくれと頼んだ。
ー地球ー
かつて多くのウルトラ戦士達が愛し、守り抜いた星。
その地球に初めて降り立ったゼロは、そこで一人の少年と出会い、更に父セブンのモデルとなった地球人・薩摩次郎とも出会う。
ゼロは人間との絆を感じ、今、本当の戦士として立ち上がる!
登場人物
(東京公演)
(名古屋公演)
モロボシ・シン 演:渡辺大輔
ウルトラマンゼロ 声:宮野真守
レイ/レイモン 演/声:南翔太
ハヤタ/ウルトラマン 演/声:黒部進
おおとりゲン/ウルトラマンレオ 演/声:真夏竜
モロボシ・ダン/ウルトラセブン 演/声:森次晃嗣
(大阪公演)
モロボシ・シン 演:川野直輝
ウルトラマンゼロ 声:宮野真守
レイ/レイモン 演/声:南翔太
ハヤタ/ウルトラマン 演/声:黒部進
おおとりゲン/ウルトラマンレオ 演/声:真夏竜
モロボシ・ダン/ウルトラセブン 演/声:森次晃嗣
余談
- 2013年に行われた円谷プロ50周年イベント『ウルトラアーティスト列伝コンサート』のパンフレットにて出演者でもある宮野真守氏のプロフィール紹介に〈2009年からウルトラマンゼロの声を担当しているほか2011年に行われた『ウルトラマンプレミアステージ』ではウルトラマンゼロに変身する主人公・シン役を演じた。〉と紹介されていた。
- 宮野氏にとってモロボシ・シン/ウルトラマンゼロ役を演じたこのステージでの経験は今のゼロを演じる上でも重要な経験だったらしく、ゼロ10周年の際に行われた数々のインタビューにおいて、この作品について触れており、この作品でモロボシ・シンとしてウルトラゼロアイを目元に持ってきて「デュワ!」と親父と一緒に変身できた事が嬉しかった事や森次晃嗣氏(モロボシ・ダン役)や黒部進氏(ハヤタ隊員役)、真夏竜氏(おおとりゲン役)らと共演して、彼らの当時の話やウルトラマンシリーズに臨む上での気持ちを直接聞けたのは貴重な機会だったと語っている。(同時にいつかまた、モロボシ・シン/ウルトラマンゼロ役を演じたいとも語っていた。)
- また、インタビュー内にて宮野氏にとってウルトラマンゼロはどの様な存在なのかと問われた際には『ひと言では表せないくらい、大切なものをたくさんもらった。「やっぱりウルトラマンってすごい」「ウルトラマンにしかできないことがあるんだ」と思った瞬間が何度もある。震災のとき、ものすごい無力感を感じてた中で「ゼロとして子どもたちにメッセージを送ってあげてください」というお話をいただき、そのときに「ウルトラマンなら言葉を届けることができる。やっぱりウルトラマンってみんなにとっての希望なんだ」と実感した。自分がゼロ(シン)として出演したヒーローショーでも、子どもたちがウルトラマンを応援している姿を見ていると、「これだけ真っ直ぐな想いを生み出せるヒーローの象徴こそがウルトラマンなんだ」と思った。』とこのステージでの経験もまじえて語っていた。