概要
京急本線・都営浅草線・京成本線の3路線で運行されていた種別で、1998年の京急空港線羽田空港駅延伸に伴い、羽田空港と成田空港を結ぶ特急列車として✈快特と共に誕生した。
英語表記は「Limited Express」で、表示色は赤(特急と同じ)であった。
運用
京急・都営
✈快特と✈特急が交互40分間隔だったため、単体では80分間隔であった。
✈快特は羽田空港駅から成田空港駅までの全区間を走行する列車だったが、✈特急は京成高砂駅までの運行で途中の青砥駅で京成上野駅~成田空港駅の列車に接続する。
京急線内では特急と同じ扱いで、特急停車駅に停車した。上下ともに平和島駅で快速特急を退避していた。
都営線内では✈快特と同等とされ、通過運転を行っていた。
しかし、1999年のダイヤ改正で全ての列車が✈快特に格上げされる形で統一されたため、✈特急は1年足らずで廃止された。
京成
他社に合わせる形で1998年に誕生。従来の特急と同じ扱いで、停車駅も同じ。
当時の京成線では特急が最上位種別であったため、✈快特としても運転されている列車も京成線内では全て✈特急として運転(押上駅で種別変更)していた。
当時は都営線内各駅の列車と空港駅を発着しない列車を除き全て✈特急(※)とされた。しかし、2002年のダイヤ改正で空港間連絡列車が✈快速に格下げされてしまったため、特急の✈表記が中止され全て特急に戻された。
2002年の京成線での廃止をもって✈特急は完全に消滅。わずか4年という短命に終わった。
(※)京成線内では原則的に「エアポート」は発音しないため、単に「とっきゅう」と読まれていた。