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エピオルニス

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えぴおるにす

マダガスカルに生息していた、史上最重量の鳥類。17世紀または1840年頃に絶滅。隆鳥。

概要

恐竜時代から大陸から孤立していたマダガスカルで独自に進化を遂げた固有種。

頭頂を含む体高は3~3.4メートルとジャイアントモアに劣るが、体重は推定400~500キロに達し、これまで地球上に現れた鳥類では最も重かった。また卵も鳥類史上最大であり、現在知られている最大の卵の化石は長さ約33センチ・直径約24センチで、殻の厚さは3~4ミリで、重さは約9~10キロ(ダチョウの卵の約7個分で、ニワトリの卵の約180個分)と推定されている。

大陸から孤立していたマダガスカルには進出してきた哺乳類が少なかったので、ライバルがいなかったことが巨大化の要因とされている。雛はフォッサなどに襲われることがあったが、成長しきった成体は水飲み場に潜むワニぐらいしか敵はいなかっただろう。

伝説の巨大な鳥「ロック鳥」のモデルとされるが、実際に想像されているモデルはダチョウに酷似している。つまり、ダチョウをそのまま二回り以上大きくしたような外見とされている。エピオルニスは伝説のロック鳥と違って翼が退化しており、空を飛ぶことは全くできなかった。

2000年ほど前からマダガスカル島に人間が移住してきたことで絶滅の道をたどることとなった。肉や卵目当てに乱獲されたり、生息地の森林が開発されて住処を失ったりワニに襲われやすくなってしまったのだろう。ヨーロッパ人がマダガスカル島に本格的に訪れるようになった17世紀には既に絶滅していたと言われているが、1840年頃まで生存していたとする説もある。

近年、ニュージーランドの国鳥・キーウィと近縁なのがわかってきた。

参照:科学ニュースの森

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