概要
つづりはrokhまたはruc。
象や犀を掴んで運び去る程の巨体を持つ白い鳥で、羽毛の一枚だけで椰子の葉ほどもある。
「千夜一夜物語」に登場する事で有名な他、かのマルコ・ポーロの「東方見聞録」にも記載がある。
「東方見聞録」ではマダガスカルに棲息していたと記述されており、その事から同島に生息していた象のように巨大な鳥エピオルニスを始めとする、近世までに絶滅してしまった大型の鳥類などが誇張されて誕生したと一般には考えられている。
余談だが、マルコ・ポーロはロック鳥こそが伝承に登場するグリフォンの正体であろう、と推測していた。
最強王図鑑
『幻獣最強王図鑑』と『幻獣&妖怪タッグ最強王図鑑』にて登場。本作に於いては白や青、赤と非常にカラフルな羽毛で描写されている。尚、後者ではナーガとコンビを組んで出場している。
高い視力で相手を見つけ、急降下し攻撃するという戦法を使う……のだが、作中では相手が悪すぎてどちらも失敗している。
それもその筈で、『幻獣最強王』では目を合わせた相手を石化させる能力を持っているバジリスクが、『幻獣&妖怪タッグ最強王』では高い妖術とずる賢い知能を持ち合わせた鬼女紅葉が相手であり、前者は攻撃する前に石にされて木っ端微塵、後者は鬼女紅葉が作り出した幻影を攻撃してしまいそのままカウンターで喉元を切られるという敗北をしている。
尚、説明では『羽ばたく際の突風も武器になる』と書かれているが、作中でその戦法は1回も使ってない。使う前に倒されているとも言えるが……。