概要
つづりはrokhまたはruc。
象や犀を掴んで運び去る程の巨体を持つ白い鳥で、羽毛の一枚だけで椰子の葉ほどもある。
「千夜一夜物語」に登場する事で有名な他、かのマルコ・ポーロの「東方見聞録」にも記載がある。「東方見聞録」ではマダガスカルに棲息していたと記述されており、その事から同島に生息していた象のように巨大な鳥エピオルニスを始めとする、近世までに絶滅してしまった大型の鳥類などが誇張されて誕生したと一般には考えられている。余談だが、マルコ・ポーロはロック鳥こそが伝承に登場するグリフォンの正体であろう、と推測していた。