エリュトロン・ドラゴン
でんせつのあかきじゃりゅう
異世界オメガの魔導国クエントの旧王城に封印されていた伝説の紅き邪竜。種族は魔物種。
かつてその強大な力で世界を滅ぼそうとしたが、剣の巫女アリサの祖先により封印されていた。
しかし、ヴェルン皇帝の弟エルミルの手によって復活し暴れまわる。
一度はアリサによって倒されるが、エルミルからエフィメラの力を与えられ再生。更にクエント城と運命を共にしたルツの怨念と魂が宿り邪竜を支配し、恐るべき力を持ったドラゴンと化した。
主人公やアリサ、そしてハリエット達に憎悪をむき出しに襲い掛かるが、ルーサーの術式によりエフィメラを奪われ、無尽蔵の再生能力を失った。
しかし、邪竜の力は残っているためいずれ姿を現すという。しかもエフィメラの力で得たパワーは健在。この続きは緊急クエスト「壊城に舞う紅き邪竜」にて描かれることとなる。
ドラゴンらしく口からの火炎放射や火炎弾が武器で、両手の引っかきや尻尾の振り回し、飛行からの突進攻撃を繰り出してくる。また、巨体の割に俊敏性が高く、尻尾によるサマーソルト技は瓦礫を飛ばす上に低空飛行で長距離を移動するため、攻撃と移動を兼ね備えているため非常に厄介。
体力が減ると突進攻撃を2回行い、更に体力が低下すると外側のフィールドを火の海にし、動きを阻害してから突進攻撃を2回行い、最後は高笑いしながら火炎弾をまき散らし、炎を纏った超威力の突進を繰り出してくる。
また、これまでのレイドボスの中では攻撃力がかなり高く、まともにくらうと一撃死することもあるので注意。
弱点属性は氷属性だが、今までのボスと異なり弱点部位以外の耐性が高く、通常攻撃やPA、テクニックが効きにくい。
しかし、ラコニウムソードのバスターディバイド(最大チャージ)を青く光る古傷に当てることで、古傷が赤く光りダメージが通りやすくなる。難易度ウルトラハードでは設置してあるラコニウムソードの数が増えている為、足の遅い武器種でもチョロチョロ動き回るエリュトロンドラゴンを追いかけやすくなっている。
魔物種は特定属性への強い耐性を持っているが、このエリュトロンドラゴンは部位毎に異なる属性の耐性を持っており、翼は打撃耐性、脚は射撃耐性、尻尾は法撃耐性をそれぞれ2つずつ持っている。
このクエストの後に見られるようになるイベントによると、ルツは何者かに悪夢を見させられていた様で、これまでの乱心と謝罪の言葉を述べて消えていった。
なお、難度エクストラハード以上で撃破すると再戦クエスト「崩城に甦る黒衣の邪龍」に挑戦可能。
まずはバスターディバイドを古傷に当ててダメージを通りやすくしなければならない。
弱点属性が氷の為、氷属性の座標系テクニック「サ・バータ」や「イル・バータ」がオススメ。
状態異常のバーンを付与する攻撃を仕掛けてくるので、テクターのスキル「スーパートリートメント」(状態異常回復時、発動者と対象者のHPを回復しPP回復速度がアップ)が活用できる。
また、ファイターのスキル「クレイジービート」(状態異常中打撃力アップ)「クレイジーハート」(状態異常時攻撃時PP回復と自然回復速度アップ)を活用でき、リミットブレイク(HP大幅消費と引き換えに打撃力超アップ)より低リスクで火力の底上げもできる。
後に実装された緊急再戦クエスト「崩城に甦る黒衣の邪竜」にて登場。エリュトロン・ドラゴンがエフィメラの力によって大幅なパワーアップを得て復活した姿。4人用クエストの上、メンバーが3度死ぬと強制的に敗北となってしまう。
ちなみにこの死亡回数制限は難易度ウルトラハードの実装…のちょっと前になくなっている(評価には影響)。それでも制限時間内に倒さないといけないので、一人一人の火力がものを言うクエストなのは変わらず。
エリュトロン・ドラゴンはアリサの助力を得た主人公によって倒され、アリサによって再封印された。
この際、ルツの魂が解放され二人に感謝と謝罪を告げて天へと昇って行った。
その後、紅き邪竜は黒衣の邪竜ドラゴン・アートルムとなって復活。エフィメラの力によって復活したためケタ違いのエネルギーを誇っていたが、主人公とアリサの絆には及ばず、ラコニウムソードを手にした主人公によって倒された。
このトドメを刺すムービーは、EP5のOPムービーを意識したものとなっている。