概要
小説『仮面ライダー響鬼 明日への指針』のプロローグに登場する、オリジナル巨大魔化魍。
生育環境や童子と姫についての詳細は不明だが、劇中に登場した個体は真冬に出現している。
挿絵が無いため詳しい姿は不明(メイン画像は地の文からの推測によるもの)だが、全身が鋼の様な鈍色の筋肉に覆われた、響鬼の数倍もある体躯を持つ二足歩行型魔化魍らしい。
顔の描写もおどろおどろしく、鰓の張り出した四角い顎と長いざんばらの髪の奥に隠れた目は見えないものの時折開く口腔内からは、石臼の様な臼歯が覗いているとされる。
また、真冬だというのにその肉体には何も纏っていない。
その為、一部のファンの間ではヤマビコと酷似した巨人の姿をしているのではないかと推測されている。
特殊能力等の詳細は不明だが、響鬼の音撃棒をへし折る程の怪力を有しているので、典型的なパワーファイターと思われる。
持ち前の体躯と怪力を活かして響鬼に迫るが、逆に押し倒されて谷底に仰向けになった所に音撃鼓を載せられ、最後は胸板に清めの音を叩きこまれてあっけなく撃破されてしまう。
しかしこの戦いで今までの歴戦でガタが来ていた音撃棒の1本が折れてしまい、修理する目的でヒビキは屋久島に向かう事になる。
これがTV本編第1話へと繋がり、安達明日夢と出会うきっかけとなる。
余談
モチーフは妖怪・大入道。