ツチグモ(魔化魍)

つちぐも

『仮面ライダー響鬼』に登場する魔化魍。

童子と姫「乙女のお越しだ……」(一之巻)

概要

身の丈27尺（8.18m）、目方1600貫（6t）の巨体を有する蜘蛛の魔化魍。

全身がコガネグモのような虎縞で、口から粘着質の糸を吐き、罠を作り出して餌を絡め取る。女子供の肉が大好物。夜は活動しない。

普段は山小屋にカモフラージュしており、生育環境（気温15度、湿度70％）に適した屋久島（※）の森をうろついては罠を張っていた。ただし、本来なら屋久島には生息していないらしく、TV版に登場した個体はツチグモの童子と姫によって強引に生ませられたようだ。

餌と間違えて姫を食ってしまうほどに貪欲であり、ブルドーザーのように木々を薙ぎ倒しながら響鬼を食おうと追いかけ回したが、背中に飛び乗られて音撃鼓を載せられ、最後は清めの音「音撃打　火炎連打の型」を叩き込まれて粉々に弾け飛んだ。

後にヨロイツチグモ、カエングモ等という別個体が登場している。

小説では「明日への指針」「小説仮面ライダー響鬼」の両方に登場している。後者では変身忍者嵐を大苦戦させた。

※屋久島は年中温暖だが、「洋上のアルプス」と言われるほど山の温度は急なため、山頂から麓までは気温差が20度以上に達し「日本の気候の全てが存在する」とまで言われている。また、屋久島は日本の中で「最も雨が多い島」でもある。

京都の妖怪、土蜘蛛がモデル。

最初の敵が蜘蛛なのは初代ライダー時代からのお約束の踏襲であろう。なぜヒビキが屋久島に向かっていたのかは小説「明日への指針」に詳しい。