概要
「仮面ライダー響鬼」に登場する大型魔化魍。体長11.8m(幼体は約7.57m)、体重9.99t(幼体は約6t)。平均気温7度、湿度65%の環境を好む。
ゾウガメと犀が合体したような、ガメルが見たら大喜びしそうなデザインをしている。100年に一度しか出ないレアな魔化魍らしい。
その巨大な体で人間を押し潰し、捕食するのを特性としており、硬い身体を用いた体当たりを得意とする。鈍重な外観に見合わぬスピードを持っており、手足を引っ込めてガスを噴射し、時速660㎞で飛行することも可能。…お前はガメラか。
幼体時は岩に擬態しており、秩父に出現した個体は落石のフリをして車を押し潰し、運転手を貪り食っていた。
攻防速全てに隙が無いものの、甲羅にある眼球が弱点。一応、サイの顔にも白い目はある。
第10話で秩父に出現したほか、第42話では100年に1度しか現れないとされていた伝説を撃ち破りオロチの影響を受けて東秩父に別個体が登場。
それだけ魔化魍が生み出されるような環境状態であるらしい。
秩父の個体
作中で初めて響鬼と威吹鬼が共同で倒した魔化魍。
秩父山中にて落石に擬態し、通りかかった運転手を食らい、成体へと成長を遂げる。
オトロシの童子とオトロシの姫が響鬼と威吹鬼に敗れると二人を襲撃したのちに餌を求めて街の方角へ飛行を開始。
遠距離手段を持たない響鬼は竜巻を運転し、威吹鬼が後部座席に騎乗して追跡。威吹鬼の音撃管烈風で片目を潰されて墜落する。その部位に『音撃射・疾風一閃』を食らって甲羅が破損するとトドメに響鬼の『音撃打・豪火連舞の型』を食らって遂に爆発四散した。
響鬼は当時はバイクの運転に慣れていなかった為、オトロシを追撃する際に飛び降りてしまい、竜巻が資材置き場に直撃。大破して威吹鬼に怒られる羽目に…。
また、この回は『仮面ライダー響鬼 三』として小学館のテレビ絵本にも収録されている。
なお、大月にはオトロシの童子と姫が出現したが、オトロシは出現せず。
東秩父のオトロシ
オロチ現象により出現し、轟鬼や威吹鬼と対決。
轟鬼に大ダメージを負わせるも、威吹鬼により倒された。
由来
テレビ朝日公式サイトによれば、「故事では長い黒髪を持つとされてきたが、これは移動時に黒い煙を出すのを見間違えたようだ」とある。