プロフィール
「知り合ったばっかの頃は、カチーナちゃんが泣いてるのを見るたびにハンカチを渡してたんだよね。でも、いつも笑って『大丈夫だよ、涙は自分で拭くから』って言ってくれるんだ。あたし、この言葉をずっと覚えてるの。だから安心して、カチーナちゃんは実はすごく強い子なんだから。どんどん励ましてあげてね」
――ムアラニ
人物
オープンワールドRPG「原神」の登場人物。Ver5.0で登場予定。
【以下、HoYoLAB紹介文より】
「こだまの子」の他の子供と同様、カチーナは無邪気なテペトル竜や、山の深いところから掘り出されるキラキラの宝石、年長者たちの語る英雄の伝説と共に成長した。
彼女は山道を熟知し、地下深くに埋もれる鉱石の採掘を得意としている。時間があるときには他の子供たちと一緒にレコードに音楽を吹き込むアーティストのスタジオを訪れ、リズムに合わせて自由にダンスすることもしばしば。
ダンスの練習に限らず、成長の過程で怪我をするのはよくあることだ——もちろんカチーナも痛みに涙を流すことがある。しかし、他の子供がまだ痛みから立ち直れていない頃、カチーナは既に涙を拭き、再び立ち上がっていた。
大人たちから見れば、カチーナはまごうことなき良い子だ。しかし彼女自身は未だによく分かっていない。なぜ自分が「ウッサビーティ」の名を受け継ぐことになったのかを。それでも、代々伝えられてきたあの詩を、彼女はずっと覚えている——
「己の骨を壁と為し、倒るることなく地に聳え、太陽を見る勇あらば、永遠に命を託されん」
「恐怖は我を恐るべし。烈火の如き我が身こそ、普く卑劣を焼き尽し、碑文を鋳する定めにあり」
自分のどの部分がこの偉大な名前の不屈の意味と嚙み合っているのだろう?幼いカチーナには分からない。しかし、この特別な栄誉を授かった以上、「帰火聖夜の巡礼」で何度失敗しようと、カチーナは歯を食いしばってでも立ち上がる。
仲間に除け者にされ、陰口を言われても、弱気や劣等感などのネガティブな感情に押しつぶされそうになっても、彼女はめげずに、涙と共にすべてを拭い去るのみ。「ウッサビーティ」のカチーナが涙に沈むことは決してないのだ。
余談
- 名前の元ネタは恐らくネイティブアメリカン・ホピ族の崇拝対象となっている精霊カチナ。