概要
立っている相手にスライディングし、相手の両ふとももまたは膝を自らの両足で挟みんで、後方に押し倒す技。
そこまで難しくないため、比較的簡単に習得することが可能。
柔道以外でもブラジリアン柔術やサンボでもよくみられる技術で倒した後にそのままの流れで足に関節技を仕掛けるのがセオリーとなっている
その技をかけた格好が体が密着した状態になるため、Pixivではキャラクター同士の絡みあったイラストにカニばさみというタグが付けられることがある。
柔道では
概要の通り柔道の技の一つで、記述は「蟹挟」。
相手の足を文字通りカニのはさみのように絡めて倒す技。
この技による受け側(技をかけられる側)の怪我が頻発したため、現在では国内・国際ルール問わず禁止技とされている。
そのため試合で使ったらその瞬間かけた側が反則負けとなる。
吉本新喜劇では
池乃めだかの定番ギャグの一つ。
マドンナ役(主に浅香あき恵など)を相手に求愛するも見向きもされない際、突然持病の発作を偽り、その場に大の字になって倒れ込む。心配したマドンナ役が近寄ってきたスキを狙い、両足で挟み込む。
マドンナ役を捕えためだかは「木曽山中に籠もること◯◯年、寝食を忘れ修業に励み、編み出した技を名づけて『カニばさみ』…」という、定番のセリフを発するのである。
しかし、その後に「もがけばもがくほど胴に食い込むように仕掛けられておる…動けるもんなら動いてみい!」と言い放つやいなやあっさり動かれ、めだかが引きずられるというオチとなっている。
マドンナ役に求愛するもマドンナ役が本気で逃げて捕まらず、倒れ込んで待つも手の届く範囲に近づいてこない……
というハプニングから生まれたネタで、元々は普通の蟹挟をかけていたが、このオチの方が受けるために現在の形式に落ち着いたという。
ちなみに池乃めだかが仕掛ける「胴に食い込むカニばさみ」は「柔道」ならば「胴絞」、「躰道」という武術に置いては「胴絡み」と呼ばれる技。
異種格闘技では「ガードポジション」と呼ばれる体位で、どちらが有利と言える状況ではなく、体格差があり過ぎれば引きずられるのも道理である。
相手が小さければ足でサバ折りのように締め上げるという芸当も出来なくもないらしいが、身長145cmのめだか師匠には酷な話である。