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ガイバーⅡ

がいばーつー

強殖装甲ガイバーに登場する人物、オズワルド・A・リスカーが殖装した姿である。この記事では、その後継者とも言える存在「ガイバーⅡF」についても解説する。
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「君と同じ、”ガイバー”だ。」






ガイバーⅡ編集

解説編集

リスカー

クロノス本部から日本支部に派遣された監査官:オズワルド・A・リスカーが殖装した形態である。

リスカー本人にはガイバーになる意志はなかったのだが、クロノスを裏切った失敗作のゾアノイドの手によってガイバーの初期状態である「ユニット」が破損してしまい、半ば暴走状態になったユニットが確認にあたったリスカーに取り付く形でガイバーⅡは誕生した。

ガイバーⅠこと深町晶に手を焼く日本支部の手際の悪さにしびれを切らしたリスカーは日本支部長・巻島玄蔵の制止を聞かずに「ガイバーでガイバーを制する」べくガイバーⅡで対決。

まだ当時はどちらのガイバーも全ての機能が使用できていなかった事も有って身体能力と戦闘経験に優るリスカーは大人かつ正規の戦闘訓練を受けた肉体性能差による格闘戦でガイバーⅠを追い詰めるが、ガイバーの制御を司るコントロールメタルの破損による制御不全が原因で隙が生じてしまい(媒体によってはガイバーⅠのソニックバスターの初発動によりコントロールメタルの損傷がより酷くなった為とする場合も有る)、ガイバーⅠの直接殴打によってコントロールメタルを完全に破壊されてしまった。

ガイバーとは生命体を無節操に取り込んで自己増殖・自己進化を続ける”強殖生物”をコントロールメタルによって制御することで完成する形態である。そのコントロールメタルを破壊されてしまったことで強殖生物は暴走し、結果リスカーは強殖生物に喰われてしまい、敗北した。

最後はそのおぞましい姿に恐怖した深町晶によってメガスマッシャーで消し飛ばされてしまった。

リスカーの死後、事前にガイバーⅡから採取した強殖細胞をベースとした対ガイバー分解酵素を持つゾアノイド・エンザイムが開発され、失脚した巻島玄蔵がエンザイムへと調整される事となった。


敵側のガイバーというおいしいポジションなのに、結果的に1話で消えてしまった不遇なキャラクターである。


デザインの変遷編集

ガイバーⅢの項目に詳しい説明があるが、「強殖装甲ガイバー」連載開始時点では、作者ガイバーの外見的差異は頭部形状のみとする予定であった。そのため「少年キャプテン」掲載時および徳間書店版単行本でのガイバーⅡのデザイン(以下、便宜上「旧版」とする)は、ガイバーIでは口部中央にあった金属球が左頬に・両頬に一対存在していた呼吸孔が大型化して右頬のみに配されたこと(と、外観上でも損傷が明らかなコントロールメタル)以外、ガイバーIとの外見的差異はなかった。

1989年版のOVA製作時に、基本ラインは旧版のままでありつつも禍々しさが強調された現在のデザインに改められ、体色も明確にライトイエローとされた。その後、1998年発売の角川書店版単行本ではガイバーⅡの姿がすべてこちらのデザインに描き直されている。


ガイバーⅡF(フィーメイル)編集

ガイバーⅡ

クロノスの女性監査官:ヴァルキュリア・フォーシュバリ・リスカーが殖装した姿である。

元は1986年に制作された劇場版アニメにて登場したキャラクター「バルキュリア」であり、その劇場版ではリスカーの立ち位置そのままを担当するキャラクター(なので、事故によりガイバーⅡとなり最終的に倒される末路まで同じ)であった。実に二十年越しで原作に逆輸入された訳である。なお、このときのガイバーⅡのボディカラーはダークバイオレットであった。

漫画では彼女はリスカーの義妹という設定である。ガイバーⅡから採取された強殖細胞と、クロノス科学陣が作り上げた人造コントロールメタルを組み合わせて誕生したガイバーである。ボディカラーは濃いめのピンク色。戦闘能力はオリジナルと遜色ないものの、クロノス科学陣をもってしてもガイバーの超科学は解析しきれなかったため様々な問題を抱えており、非常に不安定な存在となってしまっている。

元祖ガイバーⅡと同じくコントロールメタルが弱点であり、ここを攻撃されるとたちまち機能不全を起こしてしまう。




関連タグ編集

強殖装甲ガイバー ガイバーⅠ ガイバーⅢ

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