作品解説
1970年代の学生運動にヒントを得た大学から幼稚園まで生徒と教育者による全面戦争が繰り広げられている世界を描いた作品。
当初はギャグ漫画のつもりで連載が行われていたが、段々と暴力描写に力が入り最終的には後にデビルマンに繋がるバイオレンスな作風となった。
作品が全3巻と短めで最高潮に盛り上がる場面で終わってしまうが、これは作者永井豪の自伝漫画「激マン!デビルマン編」によればこの作品はアシスタントだった石川賢の力が大きく、氏が夢だった全国バイクヒッチハイクの旅に出るべくダイナミックプロを退社して1974年に復帰するまでに一時期独立していたことで打ち切らざるを得なかったとのこと。
打ち切りにはなったが石川賢の作風に多大な影響を与え、傑作「ゲッターロボ」に繋がることとなる。
後に「バイオレンスジャック」にて主人公二人がスターシステムで再登場した他、この二人をオマージュしたキャラクターや関係性も多い。
登場人物
早乙女門土
名の売れた学生ゲリラ。
戦いと殺しを楽しむために学生運動に参加している戦闘狂。
身堂竜馬
名の売れた学生ゲリラ。
キレると門土以上に残虐。女装が上手い。