概要
声の担当
『[[風のクロノアdoor to phantmile>door_to_phantomile』の登場人物。
かつて月の国との戦争に敗れて封印されたが、再びこの世界に蘇った闇なる王。
忠実なる部下ジョーカーを従えている。
元々彼は月の国の人間だったようだが、三千年前に一族と共に謀反を起こし、夢によって形造られている世界ファントマイルを掌握しようとし、月の国を制圧した。
しかし他の風の国、水の国、木の国の三ヶ国連合軍との戦闘(クレス十日間戦争)で月の国から撤退。その後、風の国での決戦において連合軍の光の力と空飛ぶ巨大魚に敗れ、水の国の氷柱に封印された。
そして三千年後、夢のバランスが崩れ太陽の神殿の高度が三万六千メルク降下し、温度が二ミルド上がって氷柱が溶けたことで復活を遂げた。
悪夢を認めず自分を封印した世界そのものに憎悪を抱き、再生を司る歌姫レフィスを連れ去ると同時に、悪夢の化身ナハトゥムを誕生させ、それによって、夢によって形造られているファントマイル自体の破滅を目論む。
それを自ら「悪夢を認めず、よき夢ばかりに頼る/下らぬこの世に愛想が尽きた」という言葉で表現している。
悪夢の種子という物から配下の巨大幻獣を作り出せる他、ファントマイルの住人達の悪夢を増幅させ、泡のような物体に閉じ込めてしまう事もできる(それらは各ビジョン内にあり、泡を割る事で住人は解放される)。
ちなみに配下の幻獣はジョーカーを除くとロンゴランゴ、ゲルグボルム、バラディウムの三体。ジョーカーとは違い喋ることはできない。
マントの中は宇宙のような亜空間になっていて、この中にレフィスを取り込み捕らえている。
闇の力による幻術を得意とし、クロノアをミルバの輪と呼ばれる輪が回る特殊空間に引きずり込んで戦うも敗れ、その後自らの闇エネルギーをナハトゥムに与えて消滅した。
なお、最期の描写から仮面が本体と思われる。
ファントマイル語では彼の名前は「ガディー」と呼ばれている。
ちなみにラフ画には足が描かれている。
開発中は「ララプープ」という名前だったようで、ピエロの様なかなりファンキーな敵として描かれていた。
なお、小学館が刊行した『風のクロノア 〜Door to Phantomile〜 公認ガイドブック』によれば、ガディウスの喋る言語はドイツ語が基になっているという。
何故彼がファントマイルを相手に戦争を引き起こやジョーカーから忠誠を誓われているのかについては明らかにされなかった。本人に本人なりの理由があったのは間違いないようだが…。