概要
日本において「ソロモン72柱」と総称されるデーモンの一体で、『ゴエティア』では4番目に、『悪魔の偽王国』では47番目に記載される地獄の侯爵。30の悪魔の軍団を率いている。
ガミギュン(Gamygyn)は『悪魔の偽王国』での表記で、『ゴエティア』のうちジョセフ・H・ピーターソン編『レメゲトン』所収のバージョンではガミジン(Gamigin)、アレイスター・クロウリーとマクレガー・メイザース版『ソロモンの小さな鍵』ではサミジナ(Samigina)あるいはガミグム(Gamigm)という。
召喚者の前では二つの姿を顕わす。一つは小さな馬、そしてその次に顕わす人間の姿である。
「リベラルアーツ」に分類される諸学問に関する知識を与え、罪の為に落命した者の魂を呼び寄せるネクロマンシーの使い手でもある。召喚者からの問いにはハッキリと答えようとする。また召喚者の望みを叶えるまでは同じ場所に留まるという。意外にまじめである。
「ラッド博士のゴエティア」によると、彼に対抗する天使の名はエレミヤ(Elemiah)。ちなみに旧約聖書に登場する預言者エレミヤのほうの綴りはJeremiahである。
創作での扱い
アニメ版『悪魔くん』では「ガミジン」名義で登場。
馬に乗った悪魔の姿で描かれている。ちなみに複数体存在する戦闘員の扱いである。
初出は『真・女神転生』で、種族は今作で創設された「堕天使」。
「堕天使ガミジン」名義で、走っている黒い馬そのものの姿である。
なお今作のドット絵での、馬型や馬に乗っている悪魔のデザインベースとしても知られている。
- 高橋邦子作品
あの川越市在住の、ゾンビのような外見の悪魔で「ガミジン」名義。
この作品のインパクトはとても強く、pixivにおけるガミジンの記事は、このキャラクターの説明で占められている。
関連タグ
馬そのもの姿つながり:オロバス