概要
不老不死の種族「エターナルズ」の第二世代メンバー。
古代メソポタミアの王ギルガメッシュその人であり、シュメール王朝を治めていた。
別名「ザ・フォーガットゥン・ワン(忘れられた男)」。
名前の由来
彼は、古代において、人間社会に関わり過ぎた挙句、人間の王になってしまった為、当時のエターナルズの指導者だったズラース(セナの父親)によってエターナルズの社会から追放されてしまった。
その際にエターナルズとしての名前も剥奪され、「ザ・フォーガットゥン・ワン(忘れられた男)」と呼ばれる事になる。
他のエターナルズが神話の神々や英雄の名前に「似ているが、ちょっと違う」名前なのに対して、彼のみが神話の英雄の名前そのままなのは、エターナルズとしての名前が無い≒人間から呼ばれている名前を名乗っている為。
なお、この設定はコミック版のみのものであり、MCUでは採用されていない。
コミックにおけるチートぶり
コミックにおけるエターナルズは、MCU版とは違い「MCU版でのイカリスの能力をほぼ全員が持っている+場合によっては固有能力」と云う、いわば「種族全員がスーパーマン級」だが、その中でもギルガメッシュは下記のような「ぼくのかんがえたさいきょうのヒーロー」的な無茶苦茶な戦闘能力を持っている。
- 特別な固有能力は無いが、エターナルズとしての基本能力に関しては全能力がエターナルズの平均以上。特に単純な腕力に関しては平均的なエターナルズの4倍かそれ以上であり、反射神経・動体視力・俊敏さに関してもエターナルズの基準でもかなり高い。ぶっちゃけ、単純な身体能力はソーやハルクと同等かそれ以上で、エターナルズのみならず、地球出身のヒーローの中でも最強クラス。
- 個々の能力に関しては、エターナルズ最強ではない場合も有るが、総合的な戦闘能力に関してはエターナルズ中でほぼ最強。
- ヒーリングファクター(超再生能力)持ち。倒す為には短時間で致命傷を負わせるしかないが防御力に関してもエターナルズの中でほぼ最強。
- 数日間に渡って全力で戦い続けられるスタミナを持つ。
- あまりに強過ぎるので、自分の力を誰かに悪用される事を恐れて、一時期はわざと自分の視覚を封じていた。
MCU
映画『エターナルズ』で初登場。
セレスティアルズによって7000年前に地球へ派遣されたエターナルズの一人。
古代バビロニアに活躍したギルガメッシュ王その人。
固有能力は腕部に光のアーマーを生成する能力で、それを駆使したダイナミックな肉弾戦を得意とする。
また、他のメンバーと比べて頑強な肉体をしている。
強面の巨漢だが、心優しく、ユーモラス。仲間のために人生と命を捧げる事のできる高潔な人物。
セナと暮らす中で料理の腕も磨いており、その腕前は他のメンバーも絶賛する程。
エターナルズ
5000年前、セナがマアド・ウィアリー(記憶の混濁によって暴走する精神病)を発症し、エターナルズが決裂した際、唯一その暴走を止められることから彼女を見守ることを買って出た。
以来5000年間、人里離れた荒野でセナと過ごしており、友情や恋情を超えた家族のような関係性を築く。
ディヴィアンツの復活を知らせに来たセルシら昔の仲間たちに誘われ、再び戦いへ赴く。
余談
コミック版とMCU版との違い・関連性
MCU版でのギルガメッシュの最期の言葉は「俺を忘れないでくれ」だが、コミックでのギルガメッシュの別名は「The Forgotten One(忘れ去られた者)」である。なんという皮肉か…。
MCU版での演者に関して
演じるマ・ドンソクは韓国映画のスター俳優で、出演が決まった際には驚きと歓喜を以て迎えられた。
尚、劇中スプライトの悪戯で幼児服を着せられる場面があるが、これはマ・ドンソクがCM等で度々愛嬌のある姿を見せてることに掛けた中の人ネタ。
ディヴィアンツとの戦いにおいて強烈な張り手を見舞っている場面かあるが、これもマ・ドンソクが出演作で度々見せている張り手アクションのオマージュである。
また、作中でもかなりの強キャラでありながら途中で死亡する点は、マ・ドンソクが韓国以外でも有名になった切っ掛けであるゾンビ映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」での役との共通点が有る。
これらの事から、マ・ドンソクのファンの間では「これまでマ・ドンソクが演じたキャラの中で、最もマ・ドンソク本人のパブリック・イメージに近い」などとも言われている。
関連タグ
サワロ先生 - ポケモンSVの登場人物。強面で頑強な外見に反して、心優しくユーモア溢れる人物で、料理にもある程度精通している等、共通点が多い。