曖昧さ回避
概要
ゴキブリ、あるいはフナムシ、タガメに近い形の昆虫型クリーチャー。
現実のゴキブリより3倍ほど大きく、不気味な鳴き声を発している事が特徴。
名の由来は、「這い回る者」の意。
物語にはあまり関わらない存在だが、シリーズの随所で登場するため隠れた名脇役とも言える。
第1作ではアレッサが苦手な昆虫に対するイメージが具現化し生まれたものとされる。
ゲーム中では裏世界の屋内にのみ出現。ライトの光に反応する性質を持ち、足元を素早く動き回り噛み付き攻撃を行ってくる。クリーチャーの中では小型で、攻撃力、体力共に低いが、複数で出現することが多い。ただし、一発でも攻撃を当てるとダウンするので、ハンドガンで動きを止めれば簡単に倒せる。倒しても得るものは無いし、走っていれば噛みつかれることはまずないので、わざわざ相手にせずライトを消して逃げる方が得策かもしれない。
『サイレントヒル2』では多少サイズが小型化したほか、昼間の屋外でも出現するようになった。相変わらず攻撃力や防御力は低いので容易に倒せる。
設定資料集等によるとジェイムスの欲望・思念とは関係なく、前作で起きた異界化の影響で出現したクリーチャーらしい。能力は前作と大差ないが、クリーパーまみれの部屋に閉じ込められるイベントがあるため、より印象に残ったという者もいるだろう。
映画版では小学校の裏世界に出現。清掃員コリンが変貌したクリーチャー「ジャニター」によって侵蝕された床から湧き出してきた。その数は第2作のクリーパー部屋よりも遥かに多く、数えきれない程の群れで襲ってくる。一見ゲーム版と同じ姿に見えるが、よく見ると甲虫と言うより尾の長い三葉虫のような姿をしており、身体の裏面に人面のような顔を持つ。
また、三角頭に引き連れられており、三角頭が大鉈で引き裂いた鉄扉から湧き出して主人公のローズやシビルに襲い掛かるシーンも印象的。作中で明言されているわけではないが、アレッサがコリンに襲われた際に体験した悲痛な出来事を示唆しているのではないかという考察もある。
三角頭の付属品扱いでフィギュア化もされており、劇中の踏み潰された姿を再現したものもある。
ガンシューティング『THE ARCADE』でも登場。映画版と同様、三角頭と共に現れて数えきれない数の群れで襲ってくる。また、ボスのエミリードールは口から吐き出してくる。
接触されると画面に張り付いて継続ダメージを与えてくる為、早急に撃ち落とさねばならない。
『ホームカミング』でも映画版をイメージした演出で登場……したかに思われたが、本作に登場したのはよりゴキブリに近い姿になった「swarm」であり、厳密に言うとクリーパーではない。こちらは飛行能力を持っており、アレックスの顔面目掛けて飛び掛かってくる。