概要
漫画・アニメ「ケロロ軍曹」の登場人物であるクルル曹長の口癖。彼の座右の銘でもある。
「クックー」と短縮で使うこともあれば、「くーくっくっっくっくっくっく…」のように長時間使うこともある。
セリフの意味は不明であるが、「陰湿な笑い声」であることが多く、その笑い方で「暗さ」や「恐怖心」を感じさせる場面もある。
なお、この笑い方(?)は例のカレー事件が発生した時についた口癖で、幼少期の頃は今のような笑い方ではなかったことが『ちびケロ』で判明している。
一般表現・他キャラとの差別化
作品によってはこの笑い方が他キャラでも解釈できるというパターンがあるため、表記だけで考えるならば一般用語と捉えられても仕方ないのだが、彼の場合はそれらとは少し異なる。それはあえて「く」の発音を出しているという点。
つまりこの笑い方を他キャラクターたちが発する場合、大半は空気を抜いた笑い方である「クスクス」と笑うキャラが多いため、コレに限らず「カ」だったり「キュ」だったり「フ」だったりしても解釈としては間違っていないのだが、彼だけはそのまま「くーっくっくっくっく」と発するのが定義となっている。また彼のこの台詞には笑いだけでなく無言の圧力的な意味合いも籠っているとされていることから、明確にその笑い方と違うことがより聡明となっている。そのため「クスクスクス」や「キューッキュッキュッキュッキュ」などでは意味合いが異なってしまう。実際に原作漫画等を見てくれたら分かると思うが、彼が「クスクスクス」だったり「ケーッケッケッケ」と笑ことは(設定が固まっていなかった初期や特殊な事例等を除けば)まずない。
これらの事柄からアニメ版ではその意味合いを明確化させるためか一般的なものとは違ったものとして扱われている側面が強くあり、声を務める子安武人氏も彼を演じる際のポイントとしてこの笑い方を挙げている。
なお前者だけで比べるなら似たような事例で該当するキャラと台詞はいくつかある。
ただし彼らは本当に笑っている時しか使わないため、別の意味合いで使うパターンがあるクルルはある意味特殊且つ似て非なるものといえる。
ちなみにものまねする時のポイントは「『く』を極限まで高く言う」というよりかは「裏声で『く』と発音する」のがよい。
余談だが、原作初期の頃は実は他作品と同じように「含み笑い」的な意味があった。ただし担当声優である子安がそのままの台詞で発したことでだんだんと今の状態が定着したという経緯が存在する。これについては子安本人が「気が付いたらそのまま発していた」と自身のラジオ番組『子安武人のVOICEきゃらびぃ』にて明かしている。
特に初期の頃は「くっくっくー」とそのまま喋っていたり、単なる無声笑いが多くあったため、現在と初期の笑い方を聴き比べてみるのも面白いかもしれない。(関連動画も参照)
正式表記
表記については「ひらがなとカタカナ」「長い短い」「伸ばし棒のあるなし」など様々な表記揺れが存在する。
ちなみに正しい表記はなく、漫画のセリフ欄やアニメの字幕でも「くーくっくっく」「クークックック」とひらがなとカタカナの両方が使われている。しかし公式twitter等で「クークックックック」が統一して使われるようになったことで、現在はこちらが一般的な表記になりつつある。
これらは全て表記揺れ↓
タグ | 一般表記との違い |
---|---|
クークックックック | 現在の一般的な表記 |
ク~クックックッ | 伸ばし棒が「~」&「ク」が1つ不足 |
クークックック | 「ック」が1フレーズ分不足 |
クーックックック | 半角&「ック」が1フレーズ分不足&伸ばし棒の前に「ッ」が入っている |
くーっくっくっくっ | ひらがな&「く」が1つ不足&伸ばし棒の前に「っ」が入っている |
関連動画
有志によるクルル曹長のクックック集(27~38話)
関連タグ
クスクス…大半のキャラはこのうちの1つ。
クックック、殺せ…似てるけど違う。