概要
Ver.4.2ストーリー『赤き大地の双王子』の重要キャラクターの一人。
1300年前のオルセコ王国の第二王子、同国の第一王子であるギルガランとは実の兄弟。
ギルガランとは対照的に病弱だが聡明で心優しい性格で、陳情書を拾い上げ国民たちを助けている。
容姿についてはオーガにしてはかなり小柄で童顔。顎がシャープで爽やかなのはギルガランと同じである。
また、肉食系種族のオーガとしては珍しくオーガニックサラダが好物。
経歴
公にはギルガランの弟だとされているが、実は彼が兄である。
生まれつき身体が弱く、ギルガランが産まれたときに養子に出された。そして時が経ち、ギルガランの弟としてオルセコ闘技城に戻ってきた。
ギルガランの事は自分よりも遥かに王として相応しいと思っており、自分は「弟」としてサポートに徹することを決意している。
力を尊ぶオーガ社会において、病弱であることが肉体のみならず社会的にも大きなハンディキャップとなり、現代でもギュランが体が弱いことを負い目に感じており、ゼラリム姫は色々と扱いが悪い。戦時中の過去の国家で、その第一王子ともなれば猶更であろう。
作中の行動
本来の史実では代償を必要としない悪鬼ゾンガロン封印の手がかりを探していたが、ようやく見つけた時には時既に遅く封印の代償としてギルガランが命を落とした後であった。
その後は弟を救えなかったことを強く悔やみ、失意の人生を送ったとのこと。
主人公の介入により史実より早く手がかりである戦の舞を取得、オルセコ民や難民に会得させるが、本気を出したゾンガロンの凶撃からギルガランを守り、弟と和解して息を引き取ってしまった。
だがグリエ自身はこうなるであろうことを覚悟していたようであり、彼の部屋にある日記からそれが読み取れる。
曰く、この所ギルガランが死ぬ夢を何度も見ていて、状況が状況なだけに「たかが夢」と一蹴することもできず、ギルガランを救うためなら自身の命を犠牲にすることも厭わなかったとのこと。
自らの悲願を成就できた陰に主人公の存在があったことにも薄々感づいており、日記の最後は主人公への感謝の言葉で締めくくられている。
弟と和解することができた上、ギルガランはその後王となりオルセコ王国最盛期を築いたという事実もあり、本来と異なり先に死ぬ形となったがその心は救うことができたのではないだろうか。
余談
前ストーリーにおける勇者アルヴァンと盟友カミルの物語は最初から悲劇に終わることがVer.2.2時点で分かっていたため、驚きこそ少なかったが、グリエは初登場したVer.4.2限りでいなくなってしまい、中々の衝撃を与えた。
なお、キュルルは「歴史の修正力によってギルガランを救った代わりにグリエが死の運命を背負うこととなった」という旨の発言をしており、彼が復活することは今後もないと思われる。