CV:水中雅章
概要
Ver.4.2ストーリー「赤き大地の双王子」の重要キャラクターの片割れ。
名前の由来は清朝初期の皇族ジルガランと思われる。
経歴
1300年前のオルセコ王国の第一王子。表向きはグリエ王子の兄とされるが、実は弟である。
父である先王ゾルトグリンが消息不明のため玉座に座っているが、即位はしていないため王では無い。玉座に座りながら肘をついている。
グローリーアックスを得物として戦闘力は高いものの、粗暴な態度をとっているため国民からの評判はよろしくない(実際親戚にもっと態度がよろしくない人物がいるが)
国民の頼みを聞かず歴代王家の墓を勝手に荒らしたりと勝手気ままに動き、国政はムニュ大臣やグリエ王子らによって支えられているのが実情であるが、その心の中にはオルセコの民を慈しむ優しさを秘めており、それに気づいていたのはグリエただ一人であった。
序盤で墓荒らしをしたのは遺品にあるラーの鏡を入手するため。ゾンガロンが身に着けていたブレスレットからその正体が父親だと見抜き(そのブレスレットはかつてギルガランが父親にプレゼントしたものと同じものであった)ラーの鏡を使うことでそれを確信する。その後自分がグリエの弟であるとムニュから聞かされるが、依然として主人公を手下扱いするカンダタさながらの暴虐ぶり。
しかし先王の間で父の本心を知り、戦神の宮殿にて先代魔封剣姫から魔封の術を会得すると、態度を軟化させグリエを探すよう主人公に頼み、単身血戦に赴いた。
本来の歴史ではその後自らの命を以て魔封の術を発動させてゾンガロンに楔を打ち込むが、完全に封印を発動させるには100年間必要であり、その間に多くの血が流れる事態となった。
だが主人公の起こした歴史改変により、オルセコ兵士達や避難民達が戦の舞を会得しゾンガロンの弱体化に成功、100年待つことなく太古の氷穴に封じる。さらにゾルトグリンの魂を魔封の術の媒介としたことで、自らは生き残りつつそれまでの活躍により、兵士達への信頼も回復した。
しかしその代償としてグリエだけはギルガランをゾンガロンの凶刃から守ったことで致命傷を負い、命を落としてしまった。
その後正式に王位を継ぎ、避難民達を悪鬼の見張り役としてランガーオ村に住まわせる盟約を結んだあと主人公にそれまでの無礼を詫びた。
その後彼は積極的に他国の戦士を招く武術大会を開催、オルセコ王国最盛期を築き上げる。晩年はギルガラン大王と呼ばれ、息子達にオーグリードの各地で人々を助けるよう言い残した。
ちなみにオルセコの王位は末の息子が継いだ模様。
強さ
狂鬼ドランド公、悪鬼ゾンガロン戦ではNPC戦闘員として加わる。ギルガランとしてはどちらも「主人公の方が勝手に助太刀してきた」という形だが。
特技は真・やいばくだき、蒼天魔斬、鉄甲斬、真・オノむそう。
悪鬼ゾンガロン戦ではこれに加えてチャージタックル、降魔紅蓮斬III、ラーの鏡が加わる。
特技的にHPが高めの典型的なオノ戦士と言ったところ。性格が反映されてか、これまでのNPC戦闘員と違って蘇生、回復行動を取ってくれないが、火力役としては優秀。
しかし敵の火力も相応に高い為、ギルガラン自身に回復呪文が無い事もあって高HPの割には結構な頻度で死んだりするので注意。特にラーの鏡を使ってくれる悪鬼ゾンガロン戦では死ぬと場合によっては壊滅に陥りかねないのでなるべく死なせないこと。
余談
ストーリークリア後、現代の古代オルセコ闘技場に行くとそこにいるエリガンのセリフが変わる。
クリア前は「グリエの子孫」と名乗っていたが、歴史改変の影響で「先祖ギルガラン」と発言するようになる他、クリア前のエリガンは丁寧な口調だったのがギルガランの影響なのかぶっきらぼうな口調に変わっている(一人称が「僕」から「俺」に変わる等)。
キュルル曰く、先祖が入れ替わっても生き延びた人数が変わっていないのは『歴史の修正力』であり、どちらが生き残ったにせよ 結局オルセコ王国は滅びてしまうので、大きな視点で見れば大差ないとのこと。
エリガンが存在するのもかの青狸達の言を借りるなら「同じ先祖を持っていて同じ相手と結ばれていれば最終的には同じ場所に辿り着く」のだろう。
アストルティア・ナイト総選挙では第6回で予選を突破し、最終順位2位に。
その後の予選では8~10回では4位とギリギリ出場権を逃してしまう。
11回で再び予選を突破し、ついにキャラクターボイスがついた。
中間発表では上位3人に残っていることも明かされた後、結果優勝を果たし11代目アストルティアナイトの座に輝いた。オーガとしては初のアストルティアナイトである。
Ver.6.0
聖天舎の2階で読める『星導秘録』という報告書によると第18代王であったこと、英雄の候補として天星郷へと導くことが提案されていたが、「グリエとの再会を ジャマしないでくれ」と辞退したため、候補から抹消されたことが記述されている。