概要
てんとう虫コミックス29巻及び、藤子・F・不二雄大全集19巻に収録。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1984年10月19日に、水田版は2006年5月19日及び、2022年10月22日にそれぞれ放送している。
2006年版
- サブタイトルには、「ジャイアンの恋人!?」の煽り文句が追加されている。
- ジャイアンが女の子に笑顔を見せたところ逃げられ、それを追いかける下りはカットされている。
- ジャイアンが笑顔を試しに見せたのはスネ夫がやって見せてと頼んだからだった。
- スネ夫は塀の上からウサギの人形を出していて、人形は棒で操作していた。またジャイアンのことは、「弱きを助け強きをくじく、優しくって強くって、頼りになる僕らのヒーロー」とも紹介していた。そしてこれにのび太は「嘘ばっかり。よくもまぁ、あーペラペラと口から出まかせが出るもんだ」と呆れていて、ドラえもんは「ま、あれはあれで一種の才能だけどね」と言っていた。そしてスネ夫が言った本当のことには、あんな嫌な奴はいない、わがままで意地汚くていっつも威張っているくせに家では母ちゃんに怒られ逃げ回っていることも追加されていた。
- 飛び立っていったドラえもんとのび太にジャイアンは、「お前たちは心の友だ」と泣きながら言っていて、一方女の子は家の庭でバスケットボールの練習をしていた。
- のび太に矢を取られた後、ドラえもんとジャイアンは「オエー」と吐き合っていた。ちなみにスネ夫が取った矢は電柱に刺さっていたもので、女の子とジャイアンを合わせたのは空地だった。
- しずかは空地でドラえもんとのび太に少女について話していて、彼女がどこに帰ったかは言っていなかった。
2022年版
- 冒頭女の子は、子犬を紐でつないで散歩をしいて、家の門の格子には装飾が施されていた。また空地に来る前までのび太とスネ夫は犬と猫どちらと遊ぶか話していて、のび太は犬がいいと言っていた。
- スネ夫が提案した案にはイメージ家象が追加され、悪人顔ののび太が子犬を散歩中の少女の前で邪魔をし、そこにイケメンのジャイアンが登場しのび太をやっつけた後、爽やかにスマイルし白い歯を見せるというものだった。
- 帰りにのび太はこれからどうするかスネ夫に話したが、こっちはこっちでやると言われ、「一人でボコボコにされるがいい」とも言われたのでドラえもんに助けを求めた。そしてドラえもんも「相手の女の子の気持ちだってあるだろ」と言ったが、「悪いけど、今は僕の命の方が大事なんだよ!」と言われ呆れながら協力することにした。
- スネ夫が言った本音には、体が不潔も追加されていた。またこの後隠れたのは橋の下だった。
- 少女はボールでは遊んでおらず、子犬にお手をさせていた。
- スネ夫が拾った矢は、電柱のそばに落ちていたもので、この後少女を連れて来た場所は、2006年版と同じく空地だった。ちなみに「ジャイアンに殺される」と泣き叫んでいた場所は、逃げ込んだ木の中だった。
- のび太は単に道を歩きながらしずかから少女のことを聞いて、この時ドラえもんも一緒だった。