概要
FGO第一部七章に登場するティアマトの真なる権能。
聖杯の泥の原型である黒泥で、生命の海にして混沌の海である。
生命のスープであるこの黒泥からティアマトは自身の戦闘用の肉体や、眷属であるラフムらを作り生み出す。
また、この黒泥に落ちた者は霊気および細胞レベルで侵食される「細胞強制(アミノギアス)」により、ティアマトの子供(眷属)に生まれ変わってしまう。
このとき、自己改造、生態変化、生態融合、個体増殖といったティアマトの権能が与えられる。
自身が海そのものであることから(当初)海上でなければ動けないティアマトが陸上へ移動するためにも必要であり、陸地を津波のように浸食してウルクを脅かした。
また、その中には地球創成期の真エーテルを含むため、ケイオスタイド中ではティアマトの眷属は無限に魔力が補給される。
侵食されないためには海中に落ちないよう、どうにか触れる面積を足先だけに止めながら障壁を張るなど対策しなければならず、また泥の大波が襲うこともある。
ゲーム内では定期的にメンバー全員を襲うダメージとして扱われる。
なお、命名者は魔術王ソロモンである。
劇中では泥中に落とされた牛若丸が眷属にされてしまい、牛若丸(バーサーカー)として主人公らに立ちはだかることとなる。
後に登場したテュフォンもほぼ同じ物を使ったが、ガイア側に属する彼女としては、敵対するカオスに由来したネーミングは好ましくない模様。
pixivでは
上述の牛若丸(バーサーカー)を下敷きに、ケイオスタイドによってティアマトの眷属化したIFの黒化・悪堕ちタグとして用いられている。
特徴として、牛若丸の場合は
- 肌の色が灰色がかった褐色に変化
- 目の色が青→赤に変化
- 装備の色が赤白基調から青黒基調に変化
- 頬などに血管のような赤い線状の模様が発生
- 自己増殖のスキルを獲得し、無限に分身する
といったポイントがある。
これまでのFateシリーズのオルタ化は、衣装などこそ黒くなるものの肌はセイバーオルタのように色白になる変化が基本であったため、それらとは異質の禍々しさを意図して描かれやすい(色黒化するエミヤ・オルタなどは後からの登場)。
また、同じくティアマトの眷属であり、その一部はウルクの住民が変化させられたものであるラフムの要素を入れ込む作品も散見される。