概要
ゲーミングチェアとは、ゲームプレイに適した(とされる)性能を備えた椅子のこと。
見た目が分厚くてゴツいものも多く、検索すると様々なメーカーが発売している。
プロゲーマーによるeスポーツの試合で使われたことにより「ゲーム専用の(ゲーミング)椅子」という認識が広まり、2019年後半以降の新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレワークの推進を受けて、仕事や勉強時にも需要が高まった。
長時間の着席を伴うゲームプレイや作業において、疲れにくく、特に腰痛を防止する為、自動車のバケットシートの様に正しい座り姿勢を維持出来る形状…としている。
プレイヤーに支障をきたさない機能性が重視され、試合中の見栄えのためか黒一色に別の色がアクセントとして入れられているデザインが多い。
また、モニターとPCデスクと椅子が一体化したコックピット型デスク環境を指すこともある。
注意点
「ゲーミングチェアはどれも万人の体に合う疲れにくくて腰痛を防止する魔法の万能椅子」
「とりあえずゲーミングチェアを選んでおけば、仕事も勉強もデスクワークも間違いない」
「これはすべてのゲーマーにお勧めできる椅子である」
…なんて保証はない。
椅子の形状と個人の体格での関係で合わない人にはガチで違和感がある。最悪の場合は背中や肩・腰の痛みとストレスを助長する本末転倒な地獄の拷問椅子に早変わり。快適ってなんだっけ?
もちろん調整機能もあるのだが可動限界以上には動いてくれない。
対策
対策としてじっくり試座する、複数を座り比べるのも必要。多くのメーカーが販売しており「人間工学に基づいた」「専門家が開発に協力」という謳い文句も少なくないが、値段やメーカーに限らず体に合うか否かは座ってみなければ分からない。
決してゲーミングチェア自体がダメという意味ではなく「(体格が)合う人には合う椅子」「(体格が)合わない人には地獄」とも言えるが、それはゲーミングチェア以外の全ての椅子にも言えてしまう。
無難なオフィスチェア(OAチェア)、PCチェア等を探して座り比べてみるのも一興。
実も蓋もなく言えば、自分の座りやすく違和感のない椅子が一番である。