「無価値な物。その無価値さがとても美しい。」
概要
「崩壊:スターレイル」のマップ「ヤリーロⅥ」の行政区エリアに存在するゴミ箱オブジェクトの総称。
近づくと、会話イベントを触発することができ、かなり細かく作り込まれたコミカルな会話が発生する。内容はなんとシリーズ化しており、異なるゴミ箱との会話を触発していくごとに会話内容も進んでいくことになる。今やファンの間では「ゴミ箱文学」という割と知らない人のほうが少ないと言える程の名ネタとして扱われている。
また、ゴミ箱の中にはアイテム「ゴミ」を受け取ることができるものもある。冗談ではなく、名前もグラフィック画像もゴミそのもので間違いないのだが、何故か「消耗品」扱いされており、しかもちゃんとした使用効果がある。例えば、「綺麗なゴミ」は秘技PTを4回復することができ、「ジム・ロジャーパンフレーバーのソーダ水」は指定した味方単体のHPを最大HP100%分回復することができる。
その上で、一定数のゴミ箱を漁り、あるいはゴミ箱から特定のアイテムを得ると、なんとアチーブメントまでもらえる。
これらのこともあって、「ゴミ箱」は既にβテスト段階から本ゲームの名物の一つになっていた。正式リリースが開始してからは、或いはアイテムの獲得、或いはアチーブメントの達成、或いは「ゴミ箱文学」そのものを楽しむために、とにかく目にしたゴミ箱を漁り続けるという奇行に走る開拓者が続出した。
今や、本作の主人公を他のソシャゲ主人公と区別する個性の一つとして受け止められていると言える。あまりにも人気があるため、とうとう「ゴミ箱と結婚する開拓者」という暴挙に走る二次創作まで出ており、もはや止まる域を知らない。
元ネタ…というか、これらの要因となっているのは様々なRPGでよくある屋内のゴミ箱を調べた時の感想だろう。普通ゴミ箱は空だろうが、ヤリーロⅥは都市内に多くのゴミ箱があるので、それがここまで大きくなったのだろう。
…とは言えゴミ箱に興味津々な主人公って字面だけでもおかしいだろ。
なお、2024年8月に登場するスターレイルの一番くじの景品にも例によってゴミ箱が含まれている。
他にも1周年イベントに王のゴミ箱の着ぐるみが出現したり、以降もローソンのコラボキャンペーンで登場した明治ピスタチオチョコ特典の王のゴミ箱のマグネットシート、更には金や銀などバリエーションのあるゴミ箱マグカップまで作られた。
ピノコニー編でもゴミ箱ネタは衰えること無く、サンポが悪ノリで作った寸劇とは言え「ゴミ箱の世界の冒険譚」が本編ストーリーに食い込んでくる程。
それを予告した上記PVも結構ネタまみれで、サムネの時点で主人公がガイナ立ちしていたり、サンポのデコピンでヤムチャしやがったりする。
更にゲーム内のお土産品として「ゴミソーダ」なる奇品も登場。こちらも単体のHPを24%+300分回復する効果があるが、果たして飲める味なのだろうか…。
スポンサーとなった開拓者の精神データを抽出した代物で、用法を守らずに原液を飲むと「ゴミ箱を漁る幸福感」に囚われてしまうという。
イベント
ver.2.4から、遂にゴミ箱がメインとなるイベントが実装される。
- 憶質・スナップショット計画
プレイヤーは仙舟の街にいるゴミ箱を撮影する。簡単に言うとポケモンスナップの撮影対象をポケモンではなくゴミ箱にしたものである。これによりゴミ箱たちの生活風景も見ることができた。
- 開拓!友達は魔法!
ついに王のゴミ箱に次ぐ、喋るゴミ箱「マイリトルゴミー」が登場。ベロブルグの仲間が魔法使いとなり、友情魔法を使い、戦闘にて活躍するリトルゴミーを召喚する。
余談だが、このイベントではジェパードの絵の新作が登場した。対象はペラと大守護者様である。
- 崩壊:愚者カード
『崩壊3rd』のコラボイベントでも、何と愚者達に続いて友情出演。
エネミーとしても登場する他、ギャグシナリオでは多くのNPCとして、更に既存キャラのボンプ化ならぬ「ゴミ箱化Ver」まで出るなど、最早スタレ側のマスコットじみた扱いとなっている。
関連イラスト
関連タグ
開拓者(スターレイル) 星(スターレイル) 穹(スターレイル):ゴミ箱と言えばこの人
残念な美少女 残念なイケメン:一緒に付いていることは少ないが、彼らがこう呼ばれるようになったのは間違いなくゴミ箱のおかげ
箱の賢者:同社の別作品に登場する不審者。その見た目はゴミ箱であり、ゴミ箱の中に何者かが存在している。特定のアイテムを捧げることで育成アイテムと交換してくれる。その他本作でも調べられるゴミ箱は複数あり、それぞれテキストが違う芸の細かさが再現されている。
ドラゴンクエスト:大人気RPGシリーズのひとつ。主人公は冒険の途中、目につくオブジェクト(タンスや壺、本棚など)はとにかく調べて、そこから情報やアイテムを入手するものだというイメージをプレイヤー達に強く植え付けた作品のひとつと思われる。ちなみに全てのタンスや壺等が「しらべる」の対象になったのは意外にも4作品目から。
マチス:大人気RPGシリーズの一作目、ポケットモンスター 赤・緑から登場するキャラクター。普通にプレイしていれば3人目に戦うことだろうジムリーダー(中ボス)である彼と戦うためには「無数にあるゴミ箱を漁って、ギミックを解く」必要性があり、必要があるとはいえ無数のゴミ箱をひたすらに漁っている姿は本作の主人公に通ずるものがあるかもしれない。