本記事で説明する都市に因み「ゴリツィア」と命名されたイタリア海軍重巡洋艦については、ゴリツィア(重巡洋艦)を参照のこと。
概要
地名はスロベニア語で「小山」を意味するgoricaに由来すると言われる。
元々はオーストリア領だが第一次世界大戦でイタリア領になる。
第二次世界大戦後にイタリア領とスロベニア(当時ユーゴスラビア構成国)領で分断される。この時旧来の市街地はイタリアに帰属し、スロベニア側には新たにノヴァ・ゴリツァが建設された。
冷戦下においてもユーゴスラビアが社会主義陣営でありながら西側諸国と友好的であった事からユーゴスラビア解体に至るまでゴリツィアとノヴァ・ゴリツァの間の交流は続いていた。現在はイタリア、スロベニアともに欧州連合およびシェンゲン協定に加盟しているため、両都市間の往来は国境検査の必要がなく自由となっている。